介護職員の戦闘力が上がるブログ

訪問者数70万人 PV数400万PV

介護業界では「お待ち下さい」は使用禁止です

f:id:hareoku:20171026213741p:plain{ちょっと何言ってんのかわかんないですね

 

こんばんは。ハレくんです。

 

今日書いていく内容は、介護業界ではない業界で働いている方にも見てもらいたい事なんですが…

 

スピーチロックについて

介護業界では、お客様に「待っていてくださいね」と言うとスピーチロック(言葉による拘束)とみなされ、お客様を虐待しているようにみなされてしまうんです。

 

お客様に対して「少々お待ちください」って言う事、どの業界でも有りえる事だと思うんですが、なんで介護業界ではダメなのか、介護の仕事を始めて何年も経つのにいまだにちょっと何言ってるかわからない。

 

介護の現場で「お待ちください」という言葉が使用されるであろうタイミングは以下のような場合です。

 

利用者Aさんのトイレ介助中、利用者Bさんが車椅子から立ち上がろうとしている時。

(AさんもBさんも足腰が弱く、スタッフの介助が無いと転倒してしまう)

 

こんな場合でも、「お待ち下さい」は許されないんですよ。待ってもらう理由を事細かく伝えた上での使用は良いらしいんですが、普通に考えてこの状況で細かく説明できますか?

 

「Bさん、只今私Aさんのトイレ介助を行っております。Aさんは足腰が弱く私が手を放すと転倒され骨折してしまう恐れがあります。Bさんも、下肢筋力が低下している今、お一人で立ち上がられるのは非常に危険です。Aさんがトイレを済まされるまで、ちょっと待っていて下さい。マジ卍!」

 

…説明中にBさん転倒します。大腿骨(だいたいこつ)骨折です。大腿骨の骨折は、高齢者が寝たきりになってしまう事の引き金になります。そして、高齢者の転倒による骨折は大腿骨が殆どです。だいたい大腿骨と覚えて下さい。

 

「待ってください」を使わざるをえなくないですか?その言葉を使わない事で誰が得するんでしょうか。こういった現実的ではない事って、だいたい現場経験が一切無い専門家の方なんかが決めちゃってるんですよね。ふざけるなと。せめて現場で働いてから言えと。もし藤原竜也さんが介護士だったら、お゛し゛え゛て゛く゛れ゛よ゛ぉぉぉと゛ぉぉぉし゛て゛なんだよぉぉぉと゛ぉぉぉし゛て゛つか゛っち゛ゃダメなんだよぉぉぉ…と狂ったように疑問を抱かれているんではないでしょうか。

 

最後に

 Twitterでも同じような事を呟いたところ、沢山の介護職員の方が共感してくれました。

 

 

今日はスピーチロックについて書きましたが、何でも教える側の人間の言う事をそのまま鵜呑みにせずにとりあえず考えてみて欲しい。本当にダメな事なのか。何故ダメなのか。実現可能なのか。そして自分なりに出した答えを声にして欲しい。今まで通りが正しいなんて事ありませんからね。介護業界ほどアップデート無い業界他にありませんよ。進化していかないと!

 

おやすみなさい。

 

記事をシェアしてもらえると喜びます。下にあるプロフィールの所に、読者登録ボタン・Twitterのフォローボタンがありますので、読者登録、Twitterフォロー是非お願いします。