{メンタリスト
こんばんは。ハレくんです。
このブログを見て下さっている方の殆どが、介護業界で働いているか、家族の介護をされている方だと思います。
介護をしていて困った事って、誰にでもあると思います。人それぞれ考え方が違えば求める事も違い、介護する側が完璧な対応が出来たと思っていても、介護を受ける側にとってはその対応が気に入らないといった場合もあります。
介護の仕事は難しい
例えば介護施設で、AさんとBさんが同時に帰宅願望を訴えたとします。AさんとBさんに同じ声かけをした場合、Aさんは徐々に落ち着かれたがBさんの表情はどんどん険しくなり帰宅願望の訴えは更に酷くなった。なんて事は当たり前に起こる現象です。違う人間なので当たり前ですが、その人その人によって対応の正解が違う非常に難しい仕事なんです。
ですが、どんな人にも、誰にでもある程度通用するテクニックもいくつかあります。今日は、心理学界では有名なドア・イン・ザ・フェイスというテクニックについて書いていこうと思います。
介護現場では心理学が役立つ
どういったテクニックか簡単に説明すると、相手に自分の要求を呑んでもらう為に、最初にあえて無理難題をふっかけ、断られた後で簡単な要求を提案すると受け入れられ易いというもの。
このテクニックは、介護の色んな場面で役に立ちます。
薬の服用を強く拒否される認知症患者の方の対応を例に挙げて説明します。
まず、呑まなければならない薬と、その薬の倍の数の小さなラムネを薬と称して用意し、服用されるよう声かけ行います。
いつものように拒否された後、更にこう声をかけます。
「薬なんて飲みたくありませんよね。分かりました。こっち(ラムネ)は呑まなくて良いので、こっち(薬)だけ呑みましょう」
すると高い確率で服用してもらえます(念の為ラムネ使用)。
僕も何度も救われたテクニックです。
最後に
利用者の感情をコントロールする事も介護の仕事の一環だと思います。不穏なまま一日を過ごすより、少しでも明るい気持ちで過ごしてもらえる方が介護する側にとってもされる側にとっても良い事であるのは言うまでもありません。
介護について教育する立場にある人は、利用者が不穏な時はとにかく心で寄り添えと教育します。暴言、暴力、セクハラに対しても寄り添えなんて神様気取りのただやかましい人も多くいます。
数ある介護事業所の中自分の事業所を選んでくれた利用者さんを不幸にする訳にはいかない。という気持ちを持って仕事はしていますが、寄り添うだけで問題が解決する程単純な仕事じゃねーよとも思っています。
もっと色んな心理テクニックがあります。心理学を学べば介護職としての能力は格段に上がると思いますし、私生活や色んな場面で役立つ事間違い無しです。
今日は笑い無しの大真面目な内容でした。最後まで読んで頂きありがとうございます。
おやすみなさい。
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