{絶対という言葉は嫌いです
こんばんは。ハレくんです。
唐突ですが、介護の仕事をしていて利用者の様態が急変した時等、緊急時に重要な三原則を知っていますか?本題に入る前に、その三原則をこのブログを見てくれている方にお伝えしておこうと思います。
まず1つ目は、平常心。平常心でいる事で迅速な対応ができます。2つめは、平常心。正解が導き出せるのはいつだって冷静な時です。そして3つ目…1つ目2つ目も重要ですが、この3つ目が最も重要。そう、平常心です。慌ててしまうと臨機応変な対応ができません。緊急時には視野を広く持つ事が大切です。
以上、緊急時の三原則でした。是非覚えておいて下さい。
さて本題ですが、今日は、介護職員を苦しめる矛盾について書いていこうと思います。
介護職員を苦しめる矛盾とは?
数々の介護職員を退職に追い込んだ矛盾に、身体拘束は絶対にダメだが転倒などの事故は許さないといった内容のものがあると思います。事故で会社が訴えられるのはもちろん、介護士個人が訴えられるというケースもありますからね(過失があった場合は訴えられて当然ですが)。
身体拘束がダメだというのは素直に理解できます。自由を奪われたい人なんて誰も居ないと思いますから。ただ、「絶対に怪我をさせるな」という姿勢でこられる家族さんの意見は素直に聞き入れる事ができません。「絶対」なんてものは介護の現場に存在しませんから。こんな意見が真面目な介護職員を追い込むんです。Twitterでもこの共感具合でした。
「身体拘束はするな!しかし転倒して怪我などあれば責任は取れ!」
— ハレくん (@harekunoku) 2017年9月4日
もう抱っこしとくしかないよな。
考えてもみて下さい。介護施設の夜勤は、介護職員一人で何十人もの利用者の対応をするんですよ。もちろん身体拘束などせずに。介護施設の夜勤に、映画「ワンナイトカーニバル」のようなネタ要素一切ありませんからね。転倒の危険性がある利用者が5人一斉に動きだすなんて事もなきにしもあらずな訳です。こんな状況で事故ゼロで推移していくのが無理な事…理解して下さい。絶対に怪我をさせるなと言われたら、身体拘束を発動せざるを得ません…
最後に
「転倒させたら絶対に許さない」と利用者家族に言われていて、そこに勤務したい介護士、普通居ないですよね。「絶対」と言われるとリスクがデカすぎる。無理。こういう問題を放置する管理職、なんで管理職なの?と思います。
身体拘束はしません。でも、介護現場の事故には、介護職員に過失が無い場合もあるという事を分かっておいて下さい。よろしくお願いしまっけんゆう。
おやすみなさい。
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