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こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
黒は無難で綺麗な色ですが、黒い職場はダメですよね。介護事業所はブラックな所が多いと聞きますが、ブラックになってしまうのには様々な原因があります。
大変な仕事にも関わらず介護報酬の額が低い事や、高齢化社会のため介護士が不足している事等、とにかく色々あるのですが、意外な所にも原因があります。
その意外な原因とは、職場思いの良い人にあるんです。
今日は、なぜ良い人が職場のブラックな環境を作るのかという事について書いていきたいと思います。
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良い人は進んでサービス残業をする
皆さんの職場にも居ませんか?タイムカードを押した後、何時間も職場に残り介護業務を行う介護士が。夜勤の職員からすると、色々手伝ってくれるので助かる事も多々ありますよね。
朝も、出勤時間より1時間も2時間も早く来て、タイムカードを押さずに仕事してくれます。責任感が強く、職場思いなんだと思います。承認欲求を満たす為というのもあるでしょうが。
こういう事をする人は、『職場に貢献したい』『介護士仲間を助けたい』『感謝されたい』等、良かれと思ってやっている場合が殆どだと思います。また、残業代も取らないので誰にも迷惑はかけていないように思えます。
しかし、実はその良かれと思ってとっている行動が、職場をブラック化させている場合がります。
なぜブラック化させるのか
進んでサービス残業をする事が職場にどのような悪影響を及ぼすかと言いますと、まず、実際には人手不足だとしても人手が足りているように見えます。また、サービス残業をする事が当たり前という文化が生まれてしまいます。
経営者や管理職からすると、無償で働いてくれる人なんてのはかなり有難い存在なので、高い評価を受けます。これは実は不公平なんですよ。
定められた時間の中でやるのが仕事なのであって、時間外に好き好んで無償で働いている時間は仕事ではありません。上がそういった所を評価し、その評価がボーナスの額なんかに響くとなると、時間内でキッチリ仕事をしている他の介護士はたまったもんじゃないんですよね。
しかし認められたいという感情は殆どの人が持っているので、評価されるならとサービス残業等、無償で職場に貢献するのが当たり前という流れが出来上がってしまう事があり、セルフブラック化します。
介護業界にはこのような人が高い割合いで居そうな気がします。現在、日本の介護士は約20万人不足していると言われていますが、サビ残やってる時間分が人員に含まれない事を考慮すると、実際もっと高い数字かもしれません。
介護業界的にも、無償の奉仕精神は良くないですね。とにかく、経営者・管理職は、現場の介護士に正当な評価をしましょう。
最後に
良くない行動とは言っても、良かれと思ってやってくれている場合、非常に言いにくい。言うにしても、傷つけないようにやんわり伝えると良いですね。悪気は無いので。悪気があって計算の上でやっている人はブッタ切って良いと思いますけどね。
介護の仕事って、本来は急がない事が鉄則。急ぐとロクな事にならない。だから人手不足の職場はリスクが凄い。理想はカピパラのスピード感。
— ハレくん (@harekunoku) 2019年1月21日
全国の介護職員全員がカピパラのスピードで仕事をした場合、介護職員の不足数は80万人くらいになりそうです。あと80万人必要です。よろしくお願いします。
おやすみなさい。
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