{今日真面目過ぎ
こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
今日は、介護士による利用者(高齢者)虐待について思うことを書いていきたいと思います。
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なぜ虐待が発生するのか
厚労省の調査によると、介護士による利用者(高齢者)虐待は11年連続で増加しているそうです。
虐待が起こる原因は、介護士の知識不足や感情コントロール不足が主な原因だとテレビで取り上げられていたそうですが、それは違いますよね。虐待までいくと、そういう次元の話ではなくなると思います。
深い知識があって、感情コントロールが凄く上手な介護士でも、精神的に追い込まれ過ぎると壊れるんです。虐待するなら退職すべきだという、当たり前の判断すらできなくなっているんです。
『このまま介護士を続けているといつか虐待してしまいそうだ』と、虐待に及ぶ前に介護士を辞められる人の方が圧倒的に多いので、虐待をした人をかばう事はできません。
そういう人は、おそらく介護士をしていなくても、何処かで何かしらの罪を犯していただろうと思ってしまいます。
しかし、虐待を犯した介護士も、最初から虐待なんてするつもりで介護士になったわけではないですよね。もちろん中には、本当に凶悪な人もいるかもしれませんが、殆どの人は、何かしら精神的に追い込まれる要因があったはずです。
例えば、介護業界の低賃金問題、利用者からの暴力暴言放置問題、人手不足&悪待遇問題、日本全体の幸福度低下問題、これらは間違いなく要因の一部ですよね。
人は、自分がある程度満たされていないと他人に対して優しい気持ちになんてなれません。日本には、自分を犠牲にしてでも他人に貢献する事が美徳みたいな雰囲気ありますけど、アホかと言いたいですね。
餓死寸前の状態で、目の前にある食べ物を他人にあげる事なんてできますかね。できませんよね。満腹の状態なら、喜んであげられますよね。
何が言いたいかって、幸福度が低い世の中になればなるほど、世の中の治安は悪くなっていくと思うんですよね。虐待も増えるのではないかと。
そして介護業界は、働く人の幸福度が上がりにくいシステム・現状になってしまっています。
介護業界は幸福度が上がりにくいシステムになっている
非常に難しく大変な仕事なのに社会的地位が低く、人手不足ゆえ激務なのに低賃金、仕事がデキる人もデキない人も変わらない報酬です。
これだけ人手不足の状況で、この高齢化社会を回しているんですから、介護士はとてつもない結果を残しています。なのに、中々評価も報酬も上がらない。その上、お客さんに暴力を振るわれたり、暴言を吐かれるリスクが高いとなると、さすがに幸福度は上がりづらいですよね。
実際介護士は結果を残していて、責任の重い業務を日々こなしているので、僕はこの仕事には自信を持っていますし、今の社会的地位や報酬に疑問を抱いています。ですが、最近は、報酬アップ関連のニュースもよく目にするようになりましたし、個人でも稼ぎやすい時代になってきたので、期待もしています。
ここまで書いて、最後に、誤解をされないように言っておきたいのですが、虐待の原因の9割は、虐待を犯すまで介護士を続けてしまった本人にあると思います。全てが環境のせいだとすると、僕達介護士全員が犯罪者予備軍という事になってしまいますからね。殆どの介護士が虐待なんてしません。
虐待を減らすためには、業界の環境整備をする事も必要ですよねって事が伝わっていればな~と思います。
最後に
もっともっと書きたかったですが、真面目な事だけを長く語ると蕁麻疹が出るので、今日はここらで終わりたいと思います。
最後に、夜勤中の方へ向けたツイートを投下して終わりたいと思います。
誰もいないはずの居室からコールがあった時、ドアを開けて居室の中を覗くと、やっぱり誰もいないし、特に異変もないと思うけど、上にいますから。真上に。
— ハレくん (@harekunoku) 2019年6月20日
おやすみなさい。
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