{バーンナックル
こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
今日は、介護士が仕事で活かせる心理学、バーナム効果について書いていきたいと思います。当ブログでは高評の、心理学シリーズです。
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バーナム効果とは
誰にでも当てはまるような、曖昧で大衆的な事を、自分だけに当てはまる事だと捉えてしまう心理現象の事を、バーナム効果といいます。アメリカの心理学者、ポールミールが命名したそうです。
例えば、『最近疲れてるみたいだね』『人間関係の悩みを抱えていますね』『職場の上司に不満がありますね』『本当は寂しがりやですよね』みたいな事をいきなり言われると、殆どの人が、『なんで自分の事がそんなに分かるの?』と、思ってしまいますよね。
そのように、相手は多くの人に共通している事を言っているだけなのに、自分としてはズバリ言い当てられた気分になってしまうのが、バーナム効果というものです。
「あなた 死ぬわよ」なんて言葉が一時流行りましたが、死に対する恐怖なんてのは99%の人間が持っているものなので、聞くと誰もが『ドキッ』としてしまうんですよね。あれはバーナム効果マーケティングです。占い師がよく使う心理学的な技術ですね。
バーナム効果は介護現場で活用できる
そんなバーナム効果ですが、介護現場で非常に活用できます。理解や共感が無いと成り立たない、利用者と介護士との関係性を円滑にする効果を発揮します。
「いつもニコニコして接してくれますけど、男らしい一面があって頼りになります」
「〇〇さんは明るいので、賑やかな雰囲気が好きですよね」
「いつも周りに気を使ってくれて優しいですよね」
なんて事を介護士に言われると、利用者さんからすれば、『自分の事をよく見てくれているんだな』となりますよね。介護士としての信頼を得られて、利用者さんとの心の距離を縮められます。
『バーナム効果を使って信頼を得ようとするなんて心が無い』
なんて事を言う人もいるかもしれませんが、介護士としては、心理学を学習して、それを駆使してまで利用者さんと信頼関係を築きたいんです。心が無いなんて事は無いですよね。信頼関係があるか無いかで仕事の効率が全然違うというのはありますけどね。
サバサバした感じの女の人が、「意外と女の子っぽいね」なんて言われると、若干ドキッとするじゃないですか。『本当の自分を分かってもらえている』と思うじゃないですか。嬉しいですよね。しかしそれを言ってくる相手は、間違いなくバーナム効果を狙っています。普段サバサバしていようが、女性なんだから女の子っぽい所があるのは当たり前ですからね。
かといって気を落とす事はありません!さっきも言いましたが、自分との心の距離を縮める為に、相手は心理テクニックを使ってきてるんです。必死です。素直に喜んで良いんです。
バーナム効果を使って、相手の事をちゃんと見ている事をアピールし、介護士さんは利用者さんとの信頼関係を深めていきましょう。
最後に
バーナム効果は色々な場面で活用できます。相手との信頼関係を築く為や、ビジネスや、心理テストや占いのような、場を盛り上げたい時にも活用できます。意識的に活用していくべきだと思います。
先程こんなツイートをしました。
サバサバしている人ほど実は傷つきやすく、無口で冷たそうな人ほど心が温かい。
— ハレくん (@harekunoku) 2019年10月22日
という事ではなく、殆どの人間が傷つきやすく、殆どの人間が温かいんです。
サバサバしている人に対して、「いつもサバサバしてるけど、本当は傷つきやすいんだよね?」と言ってみたり、無口で一見冷たそうな人に対して、「普段無口だけど、本当は優しくて温かい人ですよね」とか言ってみると、言われた本人としては、内面が見透かされた気分になると思います。しかしよくよく考えてみると、殆どの人類に当てはまっている事を言われているだけなんですよね。
とは言え、そう言われると嬉しいですよね。『この人は自分の事を分かってくれている』と思えて、信頼できるかもしれないという気持ちになりますよね。
バーナム効果は、相手との心の距離を縮めたい時に絶大な効果を発揮するので、仕事や友人関係、恋愛に是非活用してみて下さい。
悪用は厳禁です!
おやすみなさい。
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