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【介護士】利用者を介護拒否できない心理状態にさせる方法

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こんばんは。介護福祉士のハレくんです。

 

利用者が入浴してくれない!

利用者が口腔ケアをさせてくれない!

利用者が服薬をしてくれない!

 

こんな事で困った経験はありませんか?

 

あるに決まってますよね。介護拒否を喰らった事が無い介護士なんて、この世に存在しません。全員700万回くらいは経験していると思います。

 

これまでもこのブログでは、利用者の介護拒否を緩和させる心理テクニックをいくつも紹介してきましたが、今日は新ネタです。

 

今日話していく内容も、利用者を介護拒否できない心理状態にさせる方法という事で、利用者の介護拒否を緩和させる効果を持つ心理テクニックについてですが、中々奥が深い内容になっているので、最後まで読んで頂ければと思います。

 

こちらの話に耳は傾けてくれるけど、介護拒否しがちな利用者さん向けのテクニックです。(対応困難とまでは言えないケース)

 

ではいきましょう。

 

 

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介護拒否されやすい対応

利用者に介護拒否をされやすい声かけや対応には、共通点があります。

 

アナタのためを思って言ってます感を出してしまうと、介護拒否される確率は上がります。

 

どういう事かと言うと、例えば、「血圧が上がると大変なので薬を飲んで下さい」という声かけをされた利用者が、服薬を拒否をした場合、その時の利用者の心理は、『血圧が上がる事より、薬を飲む方が嫌だ』という心理ですよね。

 

自分の事は自分で決めたい。なぜ強制されないといけないのか。という心理も同時に発動しています。

 

その2つの心理が発動している利用者を納得させるのって、相当苦労しますよね。最初にヒトカゲを選択した場合の、タケシとのバトルくらい苦労します。イワーク強し。(分かる人には分かる)

 

ここで今日紹介したい心理テクニックは、利用者をそういった心理状態にさせない方法です。

 

介護拒否が起こらない対応方法

介護拒否が起こらない対応方法とは、『アナタのため感』は出さずに、『自分(介護士)のため感』を出すという方法です。(ちょっと何言ってるか分からない)

 

例えばですが、「血圧が上がると大変なので薬を飲んで下さい」という声かけは、相手のためを思って言ってる言葉ですよね。このような声かけはせずに、「薬を飲んでもらえないと私が上司に怒られるんです…」といったように、私のために薬を飲んで下さいという感じの伝え方をすると、上手くいく場合があります。

 

人には元々、誰かのために何かをしたいという想いや、感謝されたいという気持ちが備わっているので、そこを突く感じですね。

 

もちろん、この作戦が一切通用しない人も居ますし、人によっては逆効果になる場合もありますが、効果抜群な人も居ます。世話好きな女性利用者等には正露丸くらい効くので、そのへん見極めて、介護士側のためになるような声かけを考えてみて下さい。

 

対応する際のポイント

対応には1つポイントがあります。拒否が強くなってからでは意味が無いんです。早い段階で、「〇〇さんに薬を飲んでもらう担当になったんですが、飲んでもらえないと上司に怒られてしまうので、飲んでもらっても良いですか?」等の声かけを仕掛けるようにしましょう。

 

なぜ薬を飲まなければいけないのか、なぜ入浴しなければいけないのか、なぜ口腔ケアをしなければいけないのか、という理由を、その人のためではなく、他の誰かのために、という心理に持っていく事ができれば、普段よりもスムーズに介護を行える場合があるので、利用者ごとに、効果のある言葉を模索してみて下さい。

 

僕の場合は、利用者さんごとに、『Aさんには〇〇の心理学が有効』『Bさんには、〇〇な声かけが有効』というようなデータを自分の中に持っています。

 

上手くいく事ばかりではないですが、心理学を基とした、心理テクニックや声かけを意識するようになってから、体感的な業務負担が減りました。自分としても凄く楽になったんですね。

 

心理学系の知識は、忙しい介護士の強い武器になるので、一緒に学んでいきましょう。

 

という事でまとめると、介護拒否をされやすい利用者に対しては、『誰かのために介護を受けて下さい』といったような声かけが有効な場合があります。(超絶ワガママな人には使えません)

 

若い頃世話好きだった女性の利用者さんには特に有効なので、試してみて下さいといった内容でした。

 

最後に

優秀な介護士ってどんな介護士だろうと考えた時に、最もしっくりきたのがこの考え方です↓

 

利用者対応が上手い人は、ツイートのような頼られる介護士さんになれると思うので、一緒に勉強していきましょう。

 

おやすみイワーク。

 

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