こんばんは。「明けましておめでとう」は言えるけど「良いお年を」は言いたくない。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
皆さま、明けましておめでとうございます!
去年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
2022年が、皆さまにとって究極の一年になる事を願っています。(皆に宝くじ当たれ)
今日は年明け一発目の記事という事で、介護士は違和感を見過ごしてはいけないという、教科書には書かれていない大切な話をしていきたいと思います。
では行きましょう。
介護士が感じる違和感は、脳に蓄積された膨大なデータとのズレ
日々利用者さんと接する中で、違和感を感じた事ってありませんか?
『〇〇さん、別に普通だけどいつもと様子が違うような気がする…』
こういうやつです。
この違和感を無視してしまうと、後々ヤバい事態に発展する事があります。
例えば、お風呂が大好きで毎回必ず入浴する利用者さんが、今日は「めんどくさい」と、入浴を拒否しましたと。
こんな時、違和感を感じつつも、『バイタルに異常無いし、特に体調も悪くないみたいだから心配無いでしょう。お風呂に入りたくない時くらい誰だってあるよね』
で済ませない方が良いです。
僕ら介護士の脳には、利用者さんのデータが膨大に詰まっている訳なので、その脳が違和感を感じたという事は、実際に何かがオカシイという事なんです。
お風呂を拒否されたとか、そういうのは分かりやすいですが、説明するのが難しいような違和感を感じる事もあります。
『なんか目がいつもと違う』とか、『ふとした時の表情が違う』とか、分からない人も沢山いるような違和感ですね。
そんな違和感を感じた次の日に、利用者さんが救急車で運ばれたみたいな話は結構あります。
でも皆後で言うんですよね。
「なんか昨日、いつもと違う感じがしたんだよね」みたいな。
違和感は共有しよう
違和感を感じた場合は、それを介護士間で共有して、看護師にも報告して、デイや訪問の場合は、一言、ご家族に様子観察の必要性が多少ある事を伝えておいた方が良いです。
当然本人にも、色々聞き取りや、アドバイスを行った方が良いです。
自分が感じた違和感を周りに共有しておく事で、周りもその人の事をよく見るようになりますし、何かあった時の対応もスピーディになりますからね。
何も無ければ何も無いで良いですし、特に手間でも無いので、違和感の共有は必ず行う事をオススメします。
実例
介護士が利用者さんに対して違和感を感じて、その後悪い出来事が起こった時の実話をいくつか置いておきます。
実例1)ある男性利用者さんの、目力がいつもより強い気がする。との違和感を感じた介護士さんがいました。
その利用者さん、その後、歩くと息切れがするとの事で病院受信され、心疾患が見つかり即日入院となりました。
実例2)要支援1の利用者さん宅へ訪問介護に行きましたが、玄関に鍵がかかっていて誰もいない様子でした。
その方はよく、ヘルパーが来るのを忘れて買い物に行っていたり、近所の方の家に遊びに行ったりしている事があるので、今日もそんな感じだろうと思いましたが、その日は何か言いようの無い違和感を感じたそうです。
なので、お風呂の窓から中に入ってみると、キッチンの所でうつ伏せで倒れていたそうです。救急車を呼んでその方は一命を取り留めました。心筋梗塞だったそうです。
その介護士が感じた違和感というのが、出かけている時の家の雰囲気と違っていたとの事でした。
何度もその家に訪問しているからこそ感じられた違和感ですよね。
こういう話って山ほどあるので、何か違和感を感じた時は、周りの人に共有して、様子観察、注意喚起等、行うようにしましょう。という話でした。
まとめ
ここまでの話を簡潔にまとめると、桃太郎の話を聞く中で、「芝刈り」の意味を分かっている子供はそうそういません。
おやすみ花咲か爺さん。
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