こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
今日も今日とて、介護に使える心理効果の学習をしていきましょう。
今日紹介する心理効果は、自発的特徴変換です。
話に出した人の印象が、自分の印象に置き換わってしまう現象の事なんですが、これを極めると、周りからの自分の印象を、自分の思い通りの印象にする事が可能です。
この心理効果は、利用者さんに対してだけじゃなく、全ての人間関係を円滑にしてくれるので、知っておいて損はありません。いや、知っておかないと損します。
詳しく解説していきます。
他者からの自分の印象を『気さくな人』にしたい場合
例えば利用者さんに、自分の事を『気を使わなくても良い気さくな人』だと思ってほしい場合は、「同僚のAさんはホントに気さくな人なので、一緒に居ても変に気を使わずにいられて楽なんですよね〜」みたいな事を言うんです。
そうすると何故か利用者さんは、『Aさんは気さくな人』という印象を持つと同時に、話しているアナタに対しても、『気さくな人』という印象を持つんです。
これが、自発的特徴変換で、ちょっと計算高い心理テクニックです。港区女子です。
このテクニックを喰らう側の人の気持ちになってみてほしいんですが、「私ってサバサバ系女子なんですよね〜」と言ってる人と、「私の友達で凄くサバサバしてる子がいるんですけど、性格に面倒くさい所が無くて、他人に対して批判的な意見を一切言わないんですよ」と言ってる人がいたとして、どちらの人がサバサバしている印象を受けますか??
後者ですよね。
逆に、人の悪口を聞いた場合はどうなるでしょうか。
「私の友達に凄く性格の悪い子がいて、その子は口も軽いし意地悪で、皆に嫌われてます。馬鹿ですよね。」
言ってる人の印象が凄く悪くなりますよね。口軽そうだし、性格も悪そうな印象を受けると思います。絶対に人間関係混ぜるタイプです。
つまり、相手に対して自分の印象を良くしたいのであれば、第三者を誉める事が重要で、人の悪口等は絶対に言ってはいけないという事です。自分で自分の事を褒めるのも逆効果になる場合が殆どです。
自発的特徴変換の威力って、強烈で絶大なんです。無愛想で感じの悪い利用者さんの、「ありがとう(ニッコリ)」くらいの威力があります。
印象通りの行動を
ただ、『気さくな人』という印象を持たせておいて、全然気さくじゃない行動をとっちゃダメですよ。悪い方のギャップが発動してしまいます。
美味しそうなピザを買って食べたのに、「おもてた味と違う〜」みたいな気持ちにさせてしまいますからね。
気さくな人という印象を持ってほしくて、自発的特徴変換の効果を使ったのであれば、ちゃんと気さくに接するようにしましょう。
僕の場合
僕自身、利用者さんには『気さくな人』だと思ってほしいので、まだ関係性の浅い利用者さんにはこのテクニックをよく使います。実際いい加減な男なので気さくです。
気さくな人だと思われておくと、利用者さんの希望を聞きやすくなるのでお得なんです。
介護は気づきが重要ですが、気づけない事もあります。そんな時、話しやすいキャラだと、気づいていない事を利用者さんが言ってくれるので、気さくアピールはよくしてます。
最後に
自発的特徴変換。介護士的にも非常に有効な心理テクニックですよね。
あ、全然関係ない話ですけど、僕の友達のY君は本当にイケメンです。本当〜にイケメンです。物凄くイケメンです。よろしくお願いいたします。
おやすみYくん。
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