こんばんは。介護福祉士のハレくん（@harekunoku）です。
先日、大手牛丼チェーン店すき家で、ワンオペ中のスタッフの方が亡くなったというニュースがありました。
早朝の時間帯だったそうなのですが、ワンオペだったので他のスタッフがおらず、お客さんからも見えない所で倒れてしまい、発見が遅れてしまったそうです。
ワンオペじゃなければ助かっていたかもしれないんですね。
このニュースを受け、介護業界も他人事ではないと、医療職・介護職・福祉職でつくる労働組合が現在、介護施設でのワンオペ夜勤廃止を主張してくれています↓
ワンオペ夜勤中に死亡 介護職らの労働組合が声明 「複数配置を原則に」 | articles | 介護のニュースサイトJoint
という事で今日は、介護施設でのワンオペ夜勤の危険性や、夜勤者を複数配置にする事の必要性等について書いていきたいと思います。
ワンオペ夜勤の危険性
ワンオペ夜勤がなぜ危険なのか、パッと思いつくものを箇条書きにしてみます。
①スタッフが体調不良を引き起こした時に助けを呼べない（誰も気づかない）
②複数人の利用者に転倒等の事故リスクが発生した時に対応できない
③利用者の急変時等に他の利用者の対応ができない
④集中力が維持できない
⑤地震や火災が起こった時に適切な対応ができない
他にも沢山ありますが、パッと思い浮かぶのはこんな所です。
夜勤者は複数配置すべき
見てもらうと分かる通り、全部人の命に関わるリスクです。カイジでもこんなリスクは取りません。
これを見て、「ワンオペが良い」なんて言う人はいませんよね。客観的に見ても、夜勤者の複数配置は義務化すべきだと思います。
（すき家は今後、早朝など来客の少ない時間帯であってもワンオペは廃止するそうです）
僕自身も、夜勤中に突然、心臓がハーレーダビットソンのエンジンのような動きをし始めて死ぬかと思った経験があります。
その時の事も記事にしているので併せて読んでみて下さい↓（なんでも記事にする男）
【自律神経】夜勤中に死ぬかと思った話【注意喚起】 - 介護職員の戦闘力が上がるブログ
施設に勤めていた頃は、まぁまぁ激務の16時間夜勤を1人でこなしていたんですが、当時はそれが普通だと思っていました。これが当たり前なんだと。常識を疑うなんて高度な思考は持ち合わせていませんでした。
しかし、よくよく考えてみると普通じゃないですよね。1人夜勤なんて狂気の沙汰ですよね。
仮眠時間とか一応設定されてますけど、仮眠なんて基本的に取れませんから。
夕方の5時くらいから、次の日の朝9時頃まで、何かしらやる事があります。運が良い日はゆっくりできますが、ぐっすり眠るなんてのは無理なので、集中力も低下した状態になります。
どう考えても、夜間帯は介護士を複数人配置する事を義務化すべきだと思います。
国がやりそうな事
ここで、国がやりそうな事ランキング１位を発表します。
「介護施設において、夜間帯はスタッフを複数配置する事を義務とする
以上！」
という事をやってきそうです。
複数配置を義務と定めるが、国としては何もしないというやつです。
『介護報酬を引き上げるのは無理だから、介護施設側でなんとかして下さい』という事を、遠回しに言ってきそうな気がしてたまりません。
もしそうなると、介護施設側が支払う夜勤手当を倍増しなくてはいけなくなるか、介護士が受けとる一回あたりの夜勤手当が減額になるか、そのどちらかになりますよね。
今まで1人でやってたのが2人になると、確かに負担は軽減されるので、今までと同じ額の手当を受け取るのは難しくなります。
でも負担が軽減されるからといって、拘束時間に変わりはないので、手当が減るっていうのは納得できないの極みですよね。
とは言え、施設側に対して、これまでと同じ夜勤手当を複数人分支払えと言うのも酷です。
介護業界が抱えている問題って、介護報酬が低すぎる事が原因のものが多いですよね。
もう観念して、ドゥンと引き上げましょう。
最後に
僕は現役介護福祉士で情報発信もやってるので、情報収集だけは人の倍くらいやってるんですが、その中で思うのが、2024年、25年あたり、介護業界に大変革が起こるんじゃないかと。確変だったら良いんですけど、変革です。
2024年は介護・医療・障害の同時改定&それに向けた財務省のここ最近の追撃具合
このコンボヤバいですよね。絶対に何か起こりますよ。
悪い方向に変革してしまうと、マジで介護業界崩壊するんじゃないの？って、ざわざわしてます。（ざわ…ざわ…）
まぁどうなっても、レッドイットビーですけど！。（楽観主義）
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それでは今日はこの辺で失礼します。
おやすみ福本伸行。
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