こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
日本介護支援専門員協会が、ワークサポートケアマネジャーという認定資格の養成研修を7月から始めるそうです。
7月分は既にMAX定員になってるようなのですが、また追加で開催されるみたいです。
ソース↓
介護支援専門員協会、「ワークサポートケアマネ」の養成開始 仕事と介護の両立を支援するスペシャリストに | articles | 介護のニュースサイトJoint
このニュースを見て、『この資格めちゃくちゃ良いじゃん』というのが率直な感想です。
今日はこの、ワークサポートケアマネって何ぞやという事と、その資格の魅力や将来性について考察してみたので共有していきたいと思います。
ワークサポートケアマネとは
ワークサポートケアマネとは、介護と仕事の両立を支援するためのスキルをもっているケアマネの事です。
介護が必要な方のご家族に対して、介護と仕事の両立をサポートし、介護離職する人を減らす事に期待されている、日本介護支援専門員協会の認定資格です。
良い資格作りましたね〜(お宝鑑定団)
世の中には、主催側の金儲けとしか思えないような資格も沢山あるんですが、コレは時代の波に乗ってる感じがして良いと思いました。
この養成研修は、厚生労働省や専門家などの協力を得て作られているそうで、動画視聴型が2日間、参集型が2日間、全4日間の日程となっていて、最終日には認定試験があるとソース先に記載されてました。
介護と仕事を両立するために必要な知識を身につけている事が資格として証明できるので、使い方、魅せ方次第で、スーパーキャリアアップができる可能性のある資格だと思います。
財務省の提言通りになれば介護離職者数は爆増する
介護離職って社会問題にまで発展してますよね。家族の介護のために仕事を辞めざるをえない人がド凄い沢山いるんです。
日本だけで年間7億人くらいいるのではないかと推測しています。(本当は7万人くらいです)
で、この先、介護離職者数は何倍にも増える可能性があります。(このブログを見ている人の知識が増えるかのように)
その根拠として、ここ最近の財務省からの提言を箇条書きにしてみたので見てみて下さい。
①要介護1.2の軽度者を総合事業へ移行すべき
②福祉用具貸与のみのケアプラン費をカットすべき
③介護サービスの利用者負担額を原則2割負担にすべき
④ケアプランを有料化にすべき
⑤小規模法人を減らすべき
⑥介護現場の人員配置基準を緩和すべき
鬼がかった攻撃です。終わらない北斗百烈拳。エンドレスレイン。氷点下の提言。
6つ挙げてみたんですが、パッと見、介護業界へのダメージが大きく見えますが、実は、利用者や利用者のご家族へのダメージの方が大きいんですよね。
特に、①の、要介護1.2の軽度者は総合事業へ移行すべきというのと、③の、利用者負担を原則2割にすべきというのが大問題で、この提言がもし通ったら、日本で介護離職ラッシュが始まる事は間違いありません。
財務省、介護離職促進委員会に改名した方が良いと思います。
そもそも要介護1.2の方は軽度者ではありません。1トンも5トンも重いもんは重いんです。
総合事業へ移行して給付費をカットされたら、ご家族が家で介護せざるを得ない状況になります。(家族がいない方はどうなるんでしょうか)
また、介護サービスの利用者負担が原則2割になると、支払う介護サービス費用がこれまでの倍になる訳なので、サービスを必要な分利用できなくなる人が爆増します。その分の負担はご家族に乗しかかります。
終いには、介護施設の介護士の人員配置基準を緩和すべきって言ってますからね。
財務省は、『介護は極力家族でなんとかしましょう』という事を遠回しに言ってるようなもんなんです。
もうめちゃくちゃです。虐待件数も跳ね上がると思います。
財務省の提言が全て通るとは思いませんが、今後、ご家族の介護負担は増える事は間違いないっぽいです。
そんな未来を想像すると、ワークサポートケアマネの需要が高まるのは必然って感じですよね。
未来を確実に読む事はできませんが、今のところ、介護離職者が増える未来がやってくる確率は高そうです。
この資格には注目ですね。
最後に
ワークサポートケアマネジャー、良い資格ですけど、長いですよね。
「ワークサポートケアマネジャー」って。長い。
「ワクマネ」とかって略されるんでしょうか。「ワクワクさんのモノマネの事ではありません」って、その都度説明する事にならないでしょうか。
心配です。(眠くなってきた)
この記事が、『参考になった』『ためになった』と思ってもらえたら、SNSでの拡散や、はてブをよろしくお願いいたします。(励みになります)
それでは今日はこのへんで。
おやすみゴロリ。
【退職・転職(就職)を考えている方にオススメ記事↓】
これまでに紹介した介護士専門の転職(求人)サイトまとめ - 介護職員の戦闘力が上がるブログ
Twitter、公式LINE、介護士コミュニティ(オンラインサロン)、instagram、YouTube
もやってます。下にあるプロフィールの所に各SNSのリンクを貼っていますので、そちらも是非よろしくお願いします。