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【ベア加算】10月から介護士の給料がまた変動します

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クマさんですか? ううん。 ベア加算。

 

こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

今年10月から、介護職員等ベースアップ等支援加算という加算が介護業界に新設されます。

 

また加算ですよ。母さん。

 

ソース↓

介護職のベースアップ加算、計画書の様式を通知 厚労省 処遇改善加算と一本化 提出は8月末に | articles | 介護のニュースサイトJoint

 

このニュース、パッと見た感じだと、『10月からまた介護士の賃金が上がるんだね(ニコッ)』と思ってしまいますし、「10月から介護士の賃金が上がるよ」と言い切っちゃってる人もいるんですが、上がるかどうかは分かりません。

 

下がる可能性もあります。

 

という事で今日は、ベースアップ支援加算についてザックリ説明させてもらうのと、加算新設によって自分の給料が上がるのか下がるのかがイメージできる話をしていきたいと思います。

 

では行く。

 

介護職員等ベースアップ等支援加算(ベア加算)とは

ベア加算とは、令和4年10月1日から始まる、新たな処遇改善加算です。

 

「月額9000円も上がらなかった!」でお馴染みの、2月に始まった介護職員処遇改善支援補助金が9月いっぱいで打ち切りになるので、その代わりに新設される事となった加算です。

 

仕組みは介護職員処遇改善支援補助金と全くと言っていいほど同じです。マナとカナくらい同じです。名前が違うだけですね。

 

介護職員処遇改善支援補助金の詳細について過去に記事を書いているのでリンクを貼っておきます↓

【月9,000円?】2月からの介護職賃上げの結論【介護職員処遇改善支援補助金】 - 介護職員の戦闘力が上がるブログ

 

ここで、ベア加算のルールとポイントを簡単にまとめたので見てみて下さい↓

 

・介護サービス種類ごとの加算率を介護報酬に乗じて算出する

 

・対象者は現場で働く介護職員だが、事業所の判断で他職種に分配する事も認められている

 

・処遇改善加算Ⅰ〜Ⅲのいずれかを取得している事

 

・加算額の2/3は介護職員等のベースアップ(基本給or毎月支払われる手当)に使用する事

 

介護職員処遇改善支援補助金と同じですね。楽天スーパーセールと山崎春のパン祭りくらい一緒です。

 

この時点で分かると思うんですが、大幅な賃上げに期待できるような加算ではないです。

 

現状の報酬に純粋に上乗せされる訳じゃなく、処遇改善支援補助金をそのままスライドさせたような加算なので、事業所に入るお金はこれまでと比べてプラマイゼロに近い金額になります。

 

しかしですね、人によっては給料が大きく変動するパティーンもあります。

 

現状の給料(月額)プラス5000円上がる介護士さんも居れば、マイナス3000円になる介護士さんもいたり、そのパティーンは様々になるでしょう。

 

コレどういう事か説明します。ここからが本題です。

 

全ては介護事業所次第

介護職員処遇改善支援補助金が誕生した時の事を思い出して下さい。

 

めっちゃでしたよね。唐突なるキッシーでした。たしか11月19日に発表されて、実施が2月でしたからね。ギニュー特戦隊のバータ並みのスピードです。

 

あまりにも急で、申請の締め切り期限も短かく、謎な事も多かったため、申請するだけで精一杯で、分配の割合に関して考える余裕が無かった介護事業所も多くあったはずです。

 

『今回はとりあえず平等に全員5000円UPにしとけ〜』みたいな。9月いっぱいまでの補助金という事も分かってましたからね。

 

ですが今回のベア加算で、誰に幾ら分配するかの判断が変わる可能性があります。この際このタイミングでしっかり分配率を決めよう的な。

 

これまでは全員に5000円づつ分配していたけど、ベア加算では、『現場の介護士に7000円、相談員には3000円にしよう』みたいな采配がされるかもしれません。

 

また、介護職員処遇改善支援補助金は申請していなかったけど、ベア加算は申請するみたいなパティーンもあります。クマさん好きの場合とか。

 

当時も申請するための条件は満たしていたけど、事情があって申請できなかったという事業所もあるかもしれせん。

 

このパティーンの場合は、現状+9000円UPとなる可能性もある訳です。

 

恐ろしい事に逆もあり得ます。

 

介護職員処遇改善支援補助金は申請したけど、ベア加算は申請しないみたいな。まぁまず無いでしょうけど、無いとは言い切れません。

 

この場合は、大幅なマイナスを喰らいます。

 

そして、新加算がこれまでの補助金のスライドとは言え、全く同じ金額が事業所に振り込まれる訳ではないので、10月以降、多くの介護士の給料に大なり小なり変動がある事は間違いありません。

 

楽しみにしていきましょう。

 

最後に

僕も介護士なので、厚労省のHPやニュースを見て、この情報は介護士なら知っといた方が良いよな〜って思った情報を、Twitterやブログで共有するようにしている訳なんですけども、自分の収入に直接関わるような情報を知らないってまぁまぁヤバいと思います。

 

このブログを見てくれている人は、日頃から情報収集されてる方だと思うので心配無いと思うんですけど、周りを見ると、こういう情報を知らない人の方が多いです。

 

せめて給料に関わる情報だけはチェックするようにしましょうよと言いたい。小一時間言いたい。

 

何も知らないと、自分のお金を事業所にかすめ取られてたとしても気づけません。情報弱者は食い物にされるんですね。ミートボールですよ。

 

時々でも良いので、情報収集はやっていきましょう。

 

あと、多分今後も、加算という形で介護士の給料は上がっていく事になると思うんですが、面倒だからというスタンスで加算取らない事業所とか、まともにスタッフに還元しない事業所に勤務してる人、辞めた方が良くないすか。

 

何かしら戦略があって加算を取らない場合もあると思うんですけど、そうじゃないのに加算を取らず、介護士の給料を上げようとしない事業所に勤務してても将来性無いと思うんですよね。

 

介護業界人、その辺の事も考えるフェーズに来ているのかなと思います。

 

転職活動に踏み出してみようかなと考えている方は、こういった記事も参考にしてみて下さい↓

【選び方】介護士向け転職サイト攻略法【リスク回避】 - 介護職員の戦闘力が上がるブログ

 

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それでは今日はこの辺で。おやすみカナ。

 

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