こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。 。
音楽の力って凄いですよね。聴いている曲によって、気持ちが高ぶったり落ち着いたり、しみじみしたり、走り出したくなったり、とにかく感情が揺さぶられます。
この音楽の力が介護現場で活用出来ない訳がないので、今日は、介護施設で流すと良い効果が得られる音楽を、Best3形式で紹介していきたいと思います。
Best3に選んだ曲は僕の独断と偏見ですが、なぜその曲達を選んだのかについての理由を述べているので、その理由を参考にして頂いて、選曲の方はおまかせしたいと思います。
では行きましょう。
音楽がもたらす心身への効果
Best3を発表する前に、音楽がもたらす心身への効果について書いていきます。
音楽は人の心身に様々な影響を及ぼすと言われています。自律神経に影響を与えて心拍数や血圧を変化させたり、ストレスや不安を緩和させたり、集中力をUPさせたり、安眠効果をもたらせたり、心を落ち着ちつかせたりと、介護現場においては、音楽最強説が立証できるほどの効果が期待できます。
ただ、選曲によってその効果は変わってきます。
湘南乃風の睡蓮花は安眠には繋がりません。タオルを回したくなります。シューベルトの魔王で心は落ち着きません。ソワソワします。そういう曲には、そういう曲がもたらす良い効果がありますが、介護施設向きではないですよね。
介護施設は生活の場ですし、認知症の症状によって不安な気持ちになったり興奮した状態になってしまう方も多いので、介護施設では、心が落ち着くリラクゼーション効果のある音楽を流すのが最適です。
で、ちょっと調べてみたんですが、リラクゼーション効果が大きい音楽は、ヒーリング系の音楽・ジャズ・癒し系クラシック等、だそうで、このジャンルに近い曲調の音楽に絞って今回Best3を選曲しました。
先に言っておきたい事として、そのような音楽ばかりを流し続けるべきというのではなく、時には利用者さんに懐かしんでもらえる演歌を流したり、盛り上がる曲を流してもらって、要所要所で今日紹介するような音楽を流してもらえると良いかなという感じです。夕食後とかね。
という事でここからは、僕が思う、介護施設で流すと良い効果が得られる音楽Best3を発表していきます。
介護施設で流すと良い効果が得られる音楽第3位
バッハ 心と口と行いと生活で《主よ人の望みの喜びよ》
第3位には、バッハの、心と口と行いと生活でを選びました(言いにくすぎる)。僕が大好きなウサビッチのやつです。
クラシック系の音楽は、感情が高ぶったり不安な気持ちになるような曲調のものも多いので選曲が難しいんですが、バッハの曲は基本的にオススメできます。
『バッハ』って、ドイツ語で『小川』って意味なんです。曲に関しても、小川のせせらぎのような曲調の作品が多いので、バッハの曲には絶大な癒し効果が期待でき、大自然の中に居るような癒しの空間を演出できると思います。
普段紅茶を飲まないご利用者さんも、「私はもっぱら、紅茶ですから」と、紅茶を淹れてほしいと希望される可能性があるので、バッハと紅茶はセットでよろしくお願いいたします。
介護施設で流すと良い効果が得られる音楽第2位
デイヴ・ブルーベック・カルテット テイクファイヴ
第2位に選んだのは、ジャズの定番、デイヴ・ブルーベック・カルテットのテイクファイヴです。この曲は、落ち着くのに元気が出るという、介護施設で流すにはうってつけの一曲となっています。
カフェで流れているような曲なので、ゆっくり落ち着いてコーヒーを飲みたい気分になれる事でしょう。紅茶を飲んでいた利用者さんが突如、「やっぱり私は、もっぱらコーヒーです」と言い出す恐れのある一曲となっています。
ジャズ系の曲が介護施設で流れているのは自然ですし、利用者さん方に懐かしさも感じてもらえると思うので、是非流してあげてみて下さい。
介護施設で流すと良い効果が得られる音楽第1位
久石譲 summer
僕の中での第1位は、誰が何と言おうと、久石譲さんのsummerです。誰もが一度は聴いた事のある名曲ですね。トヨタカローラのCMでも流れていました。
『この曲を聴きながら激怒できる人は居ない』というキャッチフレーズを今作ったくらい、心が落ち着く曲調です。僕の中で、アラームにすべきではない音楽ランキング第1位でもあって、眠たくなるような優しい雰囲気に包まれる一曲です。
今回はsummerを選びましたが、介護施設で流す音楽において、久石譲さんの音楽は全般オススメなので、メドレーで攻められるのが最も効果的ではないかと感じました。ジブリの音楽の多くも久石譲さんが手がけています。公用車にカローラは如何でしょうか。
最後に
音楽療法という、健康の維持、心身の障害の機能回復、生活の質の向上、問題行動の改善などを目的に行われるリハビリもあるくらいなので、音楽は利用者さんのQOLに直結すると考えてます。
介護施設に1人、音楽療法士さんが居ても良いのになぁとか思ってました。
僕も過去に音楽をやっていまして、人生最後に作詞作曲したのは小学2年生の夏で、曲名は、『俺の母さんは電話の時に声が変わる』という曲です。曲調としてはパンクロックで、全力で母親をdisる歌詞が特徴的でした(録音されたテープがある)。
はい、という事で、音楽の力、借りて行きましょう。
おやすみベートゥーベン。
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