こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
介護の仕事にも色々あって、デイサービスのように夜勤の無い事業所もあれば、グループホームや特養のように夜勤がある施設(事業所)もあります。
今日の内容は、タイトルを見てもらうと分かると思うんですが、夜勤のある介護施設や事業所で働いている介護士さん向けで、16時間等の長時間夜勤を行っている介護士さんには特に見てもらいたい内容になっています。
では行こうか。
夜勤中、事故に注意すべき時間帯
『夜勤明けの正しい過ごし方』とか『不規則な勤務の人が意識すべき事』とか、これまで色々調べて発信してきましたけど、今回は、介護士が夜勤中に最も事故に注意すべき時間帯についてお伝えします。明確に事故が発生しやすい時間帯があるんです。
その時間帯とは深夜以降です。(明確じゃなかった)
これ根拠は何かと言うと、睡眠時間を削ると脳の能力が著しく低下するという研究結果がありまして、具体的にどんな能力が低下するかと言うと、集中力・注意力・判断力・実行機能・即時記憶・作業記憶・数量的能力・数学能力・論理的推論機能・気分・感情・等だそうで、ほぼ全部です。
睡眠不足の状態は、ラリホー、メダパニ、ヘナトス、マヌーサ、ボミエ、ルカニ、これらドラクエの弱体化呪文を全部喰らったような状態になるという事です。
6時間睡眠が10日続いただけで、能力値が日本酒を2合飲んだ時の酔っ払い状態まで低下するという研究結果があるくらいなので、夜勤中の寝不足状態時は、能力が著しく低下している事を理解して、意識的に注意しておかないと、事故が起こりやすくなります。
夜勤中は、『日中だとこんなミスしないのに…』みたいなミスをする可能性が高くなっているんです。17:00に夜勤に入るとして、深夜の眠くなる時間帯、本来なら寝ている時間帯に行う業務は意識的に注意して行って下さい。
夜勤明け寸前の朝食後なんかは、スーパー寝不足状態なので、特に注意が必要です。
『利用者さんに違う人の薬を飲ませてしまった!!!』のような、誤薬事故を起こす確率も、日中と比べて格段に上がっています。
ですが、『今の自分は能力が著しく低下している状態』という事を客観視できていれば、1つ1つの動作を集中して行うので、そういったミスは防げるはずです。
いつもの調子なら無思考でミスしない事でも、夜勤中は能力値が低下しているのでミスするかもしれないという事を分かっておいて下さい。
仮眠がとれそうなタイミングがあれば仮眠を取ろう
先日こんなツイートをしました↓
介護施設の夜勤には、『仮眠時間』という名の時間帯が一応存在はしますけども、『睡眠』という言葉がどれだけ手を伸ばそうとも届かない世界線が介護施設の夜勤なんです。そこんとこよろしく。
— ハレくん (@harekunoku) 2023年2月9日
介護施設で夜勤をしていると、仮眠なんて中々とれないですよね。いつコールやセンサーマットが鳴るか分からないので、1時間以上の仮眠が取れそうなタイミングなんて無いんですが、10分くらいなら横になって寝れそうなタイミングがないでしょうか。
アラームで起きる自信の無い人は、隣のユニットで夜勤してる人がいる場合、『絶対10分で起こしてくれ!俺もそっちが寝る時は起こすから!』等と言って10分だけ寝るとか、どうにかして10分だけでも仮眠をとれると防げる事故があります。
航空整備士を対象とした研究で、仮眠時間が10分でも、パフォーマンステストの反応時間が早くなるという結果が出ていますし、アメリカのNASAの研究では、26分の仮眠で仕事効率が34%アップ、注意力が54%アップしたという結果も出ています。
これらの研究結果の通り、ほんの少しの仮眠でも、ベホイミ程度の回復効果があるので、可能であればタイミングを見計らって仮眠をとるようにしてもらえたらと思います。
それではまた。おやすみ勇者。
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