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【介護士】認知症の人の『記憶』はこんな感じ

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こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

時は遡ること数ヶ月前、『認知症だからといって全てを忘れる訳じゃない』『楽しい気持ちや嫌な思いをした時の感情は残る』という内容の記事を書いたんですが、今日はもう少し具体的に、認知症の人の記憶状態について書いていきたいと思います。

 

認知症と言っても症状は人それぞれですが、今日の内容は、ついさっきの出来事も忘れてしまうような、記憶障害への影響が大きく出ている方の記憶についてです。

 

この記事を読んでもらう事で、認知症の人に対し、『何をしてもどうせ忘れてしまう…』といったネガティブな発想は出てこなくなると思います。

 

では行こう。

 

細かくは忘れるが全体像は記憶される

認知症の人は、細かい内容は覚えていないが、全体像は覚えています。何このわかりにくい説明。

 

あまりにも分かりにくいので例を挙げて説明します。

 

例えば、認知症だけど、介護サービスを活用しながら自宅で1人暮らしをているAさんという方が居たとしましょう。

 

Aさんには2人の子供が居て、その2人の子供は頻繁にAさん宅を訪れて、美味しい料理を作ってあげたり、遊びに連れて行ってあげたり、家の掃除をしてあげたり、沢山親孝行をしてあげています。

 

Aさんの中で、2人の子供と過ごした記憶がどうなっているかと言うと、料理を作ってくれた事は忘れます、遊びに連れて行ってくれた事は忘れます、掃除をしてくれた事は忘れます、が、自分の子供が常々親孝行をしてくれている事は基本的に記憶されています

 

漠然とではありますが、『子供がいつも良くしてくれるから嬉しい』という気持ちを常に持たれてますし、それが心の支えになっている場合もあります。忘れてしまうのは細かい内容だけで、『親孝行をしてくれる』という全体的な事柄は記憶されてるんですね。

 

宝くじで100万当たった事は覚えているけど、何月何日にどの番号で当たったかは覚えていないみたいな感じです。(例えが最悪)

 

やらない理由が『認知症だから』はNG

たまに、こういう事を言うご家族の方が居ます。

 

『何処かに遊びに行っても、電話をしても、直ぐ忘れちゃうから意味がない』

 

これは非常に勿体無い考え方です。『一緒に過ごして楽しかった』『いつも電話をかけてくれて嬉しい』『話して楽しかった』といった気持ちは残るからです。

 

やらない理由が『認知症だから』の場合、やった方が良い事の方が多いので、ガンガンやっていきましょう。

 

はい!という事で、今日はめちゃくちゃ短い記事になってしまいましたが、今回はこれ以上書くとただ長いだけの文章になる気しかしないので、ここで終わりたいと思います。

 

ではでは。おやすみ大谷翔平。

 

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