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【訪問介護】NOと言えない介護士の末路

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こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

世の中には、『NO』と言えない人が沢山存在します。嫌われたくなかったり、期待を裏切りたくない気持ちが強過ぎて、人の頼みを断れない人の事です。

 

そういう人は基本的に、優しくて性格の良い人なんですが、NOと言えない性格は、介護の仕事をする上で自分に致命傷を与える事になり得るので、NOを言うべき時は言うようにして下さい。特に訪問介護してる人。

 

訪問介護は距離感のキープが難しい

訪問介護は利用者さんの自宅に行く仕事で、基本的に1人で行くので、利用者さんとの関係性が施設勤務と比べてマリアナ海溝になりやすいんです。

 

『利用者と介護士』という距離感をキープするのが、訪問し始めてからの月日が長くなるほど難しくなってきます。

 

これは多少仕方ない部分もあって、例えば、1人暮らしをしている利用者さんで、子供や孫は皆遠い県外に住んでますと。近所も空き家が増えてきて、人との交流機会が極限まで減ってしまっているが、デイサービスには行きたくないと。(こういう人めちゃくちゃ多い)

 

そうなってくると、毎週家に来てくれるヘルパーが親戚のように思えて、利用者と介護士という関係性の枠を超えて仲良くしたくなる気持ちも分かりますよね。しょうがないんですコレは。人間だもの。(ハレを)

 

確かにNOと言いにくい

介護士側からしても、そんな利用者さんの気持ちを突っぱねるような言い方は出来ないですから、個人的に頼み事をされた時や無理を言われた時に、NOと言う事の難易度がエベレストになってしまうのです。

 

これがまだ1人なら良いかもしれませんが、5人とかになるとかなりキツくなるはずです。出勤日も休日も関係無く、気が休まる瞬間が無くなる事でしょう。X JAPANで言う所のエンドレスレインです。

 

そういう訳で、NOと言えない介護士の精神は次第に疲弊していき、あまり人と関わらない仕事を探してハローワークに通う事になるんです。

 

そうならないために肝心なのが、自分の介護士としての立ち位置を絶対的なものにしておく事です。どういう事かと言うと、介護士として優秀になりましょうという事。優秀とは思えなくても、時間いっぱいやれる事はやっているという自負は持ちましょう。

 

利用者さんからすれば、『ウチには良くやってくれる介護士が来てくれている』と思えるだけで満足なので、時にNOと言われても、『流石にそこまでは無理だよな』と、芯から納得してくれるんです。

 

介護に関する制度の事を聞かれても何も答えられず、仕事も遅く、身体介護にも安心感が無いような、仕事出来ない系介護士にNOと言われるのと、一生懸命仕事する介護士にNOと言われるのとでは、受け手の捉え方が全くもって違うんです。

 

結論

介護の仕事をする上でNOと言えない習慣が定着してしまうと、おそらくその内介護士を辞めたくなります。悲しき末路です。

 

上手にNOと言うのが苦手な介護士さんは、優秀になって、自信を持ってNOと言えるようになるのが良いような気がします。ちゃんとやってる自負があればNOくらい言えるもんです。

 

はい、という事で、無理な事は無理だと言いながら、余計なストレスを溜めずに楽しく介護士を続けて行きましょう。という話でした。

 

それではまた。おやすみ海溝。

 

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