こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
先日、介護サービスを利用している方から、イナズマレベルのハッと発言を聞いたので共有します。
僕んとこの事業所の利用者さんじゃなくて、僕の知り合いのお婆さんの発言です。髪の毛に強烈なパーマがかかっています。
介護職員の声かけが苦痛
そのお婆さん、とある法人がやってるデイサービスに通いつつ、その法人が運営している高齢者向けの住宅に住んでいます。そのデイサービスと住宅は、ほぼ同じ敷地内にあります。
土地が広大な山のふもとで、花とか木とか沢山植えているので、デイに行かない日はよく外を散歩するらしいんですが、そこの法人の職員さんに、「どこに行かれるんですか?」「どうかされたんですか?」とチクイチ声をかけられるそうで、これが苦痛と言っていました。
「何も悪い事していないのに、悪い事をしたような気分になる」と言っていました。(もう慣れたそうですが、最初はかなり抵抗があったそうです)
『あなたの行動を監視してます』と言わんばかりの声かけはやめた方が良いですね。こういう声かけはしないようにしてましたけど、再確認て感じです。
グループホームだろうとデイサービスだろうと同じで、細か過ぎる声かけにストレスを感じている利用者さんて多いと思うんですよね。職員からすればシラスほどの悪気も無いんですが。
介護士は細かい声かけが重要と教えられますが、利用者さんの行動の1つ1つにチクイチ声をかけろって意味じゃないんです。
「ここ、段差があります」とか「シャワーの温度大丈夫ですか?」とか、そういう声かけは細かく必要なんですが、歩いてる利用者さんに対して、「どうしましたか?」みたいな声かけは監視感が出ますよね。『少しはほっといてくれよ…』ってなるのも無理ありません。
監視感の無い声かけを
そういう時に声をかけるなら、「どうされました?」じゃなくて、「足元気をつけて下さいね」みたいな、監視感の出ない声かけを心がけるべきだと思います。むしろ何も声をかけず、見守りのみが得策の場合も多々あります。
例えばグループホームなんかだと、玄関があって、外に鍵付きの門があって、その間のスペースが結構広くて、花が植えてあったり畑があったりする所が結構あります。
利用者さんが外の花を見にいこうと玄関を出ようとする度に、「どこ行かれるんですか?」「どうされましたか?」なんて言われたら、逆にプリズンブレイクしたくなるんじゃないでしょうか。(外側の鍵付きの門から出ようとされていた場合は別ですが)
ただ、介護士としては放っておけないと言うか、リスクを気にしてしまうので、そういう時は、「今日は天気良いですよー」って感じで自然にシレッと付いて行くなど、監視感を出さないように心がけるのも、利用者さんのQOLを上げていくためには必要なのかなと思います。
臨機応変な対応を
とは言えですよ、人材不足だと、少々監視的になってしまうのは致し方ない場合もありますよね。僕も介護業界長いんでよく分かります。
ご利用者の転倒等、身体的なリスクを予防しようとすると、スピーチロックっぽくなりますからね。できる範囲で、臨機応変にやっていきましょう。
という事で、介護士をハッとさせる利用者のイナズマ発言を紹介しました。
おやすみシラス。
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