こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
先日、いつものように介護系のニュースをチェックしていた時に、悪い意味で悲報過ぎるデータを見つけてしまいました。
そのデータというのが、『昨年度、介護の仕事を辞めて他産業に行った人が前年度比で約30%増えた』というものです。30%って割と絶望的な数字でシンドイので、現実逃避をすべく、即座にYouTubeでハッチポッチ(カチッ)ステーションを見ました。だいぶ救われました。
この情報のソースです↓
広がる賃上げ、介護業界は置き去り… 事業者団体「人材が流出している」 対策を要望 | 介護ニュースJoint
介護職の介護職離れが進んでいます
5%〜10%くらいなら、たまたまこの時期に数字が上振れしただけかな〜とも思えますが、30%という数字を叩き出すって事は、上振れとかじゃないんです。中段チェリー以上。明確に、介護職の介護職離れが進んでいると言い切れます。
こんな事になっている原因として言われているのが、『他業界が賃上げムードの中、介護業界は置き去りになっているから』だそうです。
これは僕の予想なんですが、それがトドメの一撃になっただけだと思います。コロナ禍の介護士のストレス半端じゃありませんでしたからね。スーパーサイヤ人一歩手前みたいな状態で仕事してる介護士が沢山居ました。
クラスターを起こさないように相当気を使って、業務負担2割くらい増したのに、物価高騰や利用控えの影響でボーナス減少現象等が多発している最中です。そんな中、他産業が賃上げ中となれば、そりゃ他産業に行くでしょうと。求人もかなり増えてますし。
しかも、辞めた所で介護業界にはいつでも帰ってこれます。一度辞めてみるのもアリでしょう。介護福祉士資格を持っていれば介護事業所への就職なんて音速で決まりますし、経験があるだけでも強いですからね。専門職として経験を積んでいれば、お試し退職ができてしまいます。
他産業転職ブームになれば介護業界崩壊
このまま全体的に賃上げムードが広まっていき、介護業界だけ置き去りになり続けるようであれば、介護業界は崩壊すると思います。あまりネガティブな記事は書きたくないんですが、30%という数字はフォローのしようがありません。そしてこういうのはブームになり得ます。
『あの人も介護士やめたのか…よしっ!自分も辞めようかな!』と、人は勇気づけられる生き物です。連れションの要領ですね。
人材流出が30%も増してるんですから、皆さんも聞いてるはずなんですよ。『あの人介護士辞めたらしいわよ〜』みたいな話を。そしてその話を聞いた介護士さんの一定数は、『自分も…』と、退職を検討したはずです。(岸田か)
僕は今の所介護士を辞めるつもりはありませんが、これで2024年の報酬改定が悪い結果になるようであれば、少々複雑な気持ちになります。お好み焼きを作ったのにお好み焼きソースが無かった時のような気持ちになります。(普通のソースで食う)
どうする自民党
他産業への人材流出が30%増という結果を受けて、介護サービス事業者で組織する11の団体が、対策を講じるよう求める要望書を自民党へ提出したそうです。介護業界も賃上げせぇという要望ですね。
これも僕の完全なる予想なのでアテには出来ないんですけど、流石に報酬上げてくると思います。(どう考えても検討している場合ではない)
全体的に上がるかどうかは分かりませんが、『上げなければ』という頭にはなったはずです。なにせ30%ですから。ぶっちゃけ期待しております。よろしく頼む。
という事で、悲報をお知らせしました。
おやすみ検討士岸田。
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