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【波乗りメンタル】なぜ介護士はヤル気を出し過ぎてはいけないのか

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ヤル気満々で、気合いMAXで、意識のド高い、一見超頼れそうな新人介護士、すぐ辞める。

 

こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

介護士をやっていく上で何よりも大切な事は、ヤル気を出し過ぎない事と、気合いを入れ過ぎない事です。これはマジで介護の大原則です。

 

この大原則を破ってしまうと、介護士生命は長続きしません。

 

今日は、その理由について解説していきます。

 

音速退職したKくんの話

最初に、僕の知り合いのKくんの話を聞いて下さい。ある日からKくんは不動産営業の仕事を始めました。『絶対に成績ナンバーワンになってやる!』と気合い入りまくりで、『凄い新人が入ってきた』と他の支店でも話題になるほどだったそうです。

 

で、Kくんどうなったかと言うと、入社2ヶ月目にして法人内での成績ナンバーワンを獲得。年収は既に1000万円を超え、全てが上手くいっている状況…とはならず、すぐ辞めました。「営業マジで面白くない」と言うとりまして、音速退職を成し遂げました。

 

営業職も介護士と同じで、人を相手にする仕事ですが、人を相手にする仕事で気合いを入れ過ぎるのはNGなんです。台風の日にドンドコ水が流れる川を見に行くくらいNGな行為です。

 

感情を一定に保て

なぜNGなのかと言うと、感情の落差が激しくなるからです。

 

ヤル気を出して気合いを入れれば入れるほど、上手くいかなかった時の落ち込み度合いや、自信の無くなり方の落差が激しくなります。

 

人を相手にする仕事は、自分ではコントロールのしようがない要素が多すぎるので、上手くいかない事があるのは当たり前なんです。当たり前の事にいちいち一喜一憂してられませんよねという話です。

 

介護で言うと、『対応困難な利用者さんが新規で入ってきて仕事が楽しくなくなった』みたいな心理現象はよくよく起こると思うんですが、ヤル気満々で気合いMAXの状態だと、こういう時に仕事に対する熱が一気に冷めてしまいます。ワクワクして弁当箱を開けたら日の丸弁当だった現象です。

 

全ての利用者が同じ見た目で同じ性格だと、仕事の攻略法を見つける事もできるし、効率を追求していく事もできますけど、皆違いますし、考え方や性格も人それぞれなので、自分の思い通りに仕事が進むなんて事は絶対になく、基本的にを打ちます。職員同士の人間関係だって同じです。

 

上手くいく時もあれば、上手くいかない時もある。充実している時期もあれば、ストレスフルな時期もある。そういう波を繰り返しながら日々が進んでいくので、波乗りメンタルでやっていく必要があります。

 

気合いが入り過ぎていると、波が下方向に行った時に、『なんで下に行くんだろう…こんなに頑張ってるのに報われない…』となるところ、ほどよく力を抜いた状態だと、『この波はコントロールできないものだから仕方ない』と、感情の振れ幅を小さく保つ事ができます

 

サザエさん

テレビアニメのサザエさんを思い浮かべて欲しいんですが、サザエさんを見ていて感情が大きく動く事ってないですよね。「中島ー!!行けーーー!!!!!」とかならないですよね。

 

逆に、見ていてそこまで退屈にもなりませんし、そこそこ楽しくずっと見ていられると思います。

 

だからサザエさんは終わらないんです。

 

鬼滅の刃とか、バトルもののシリアス系アニメだと、どこかで最終回を持ってくる必要性が出てきますが、サザエさん系のアニメだと一生続けていく事が可能になります。

 

サザエさんを見ている時のような一定の感情を保つために、波乗りメンタルを意識しつつ、ヤル気や気合いを入れ過ぎすぎない事を意識すると、介護の仕事も長く続けていきやすいと思います。

 

その方が落ち着いた雰囲気が出て周りが見えるようになって、利用者さんの精神的安定にも繋がったりしますからね。

 

無理に上手くいかせようとせず、波に乗っていく事を意識してみて下さい。その中で、時たまやってくる気合いを入れるべき場面で切り替えられれば良いと思います。

 

まとめ

という事でまとめると、女性の介護士さんはサザエさんの髪型に、男性の介護士さんはカツヲの髪型にしましょう。

 

以上です。

 

おやすみイクラちゃん。

 

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