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【なぜ】介護福祉士試験にパート合格の導入がほぼ決定!資格の価値は下がります

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こんばんは。介護福祉士のハレくんです。朝見ている人はおはようございます。昼見ている人はこんにちは(マメ)。

 

介護福祉士試験にパート合格制度が導入される事になりました(ほぼ決まり)

 

パート合格とは、科目ごとに合否が判定されるので、例えば2回目に試験を受ける時には、1回目で不合格だった科目だけ学習すればOKというやつです。

 

パート合格が検討されている段階の時に、「介護福祉士試験にパート合格なんていらねぇだろ」っていう内容の記事を書いた事があるので、その記事も置いておきます↓

 

【パート合格導入】介護福祉士資格、とてつもなく雑に扱われる - 介護職員の戦闘力が上がるブログ

 

この記事のソースも置いておきます↓

 

介護福祉士の国試を大改革 来年度から「パート合格」を導入 厚労省が方針決める | 介護ニュースJoint

 

パート合格を導入する理由は人材確保のためらしい

介護福祉士試験の受験者数が3年連続で減少しているとの事で、「パート合格を導入して介護福祉士を目指す人を増やそう!人材確保に繋げよう!」と厚労省は言ってます。

 

でも本当の理由は多分、受験料の売上を落とさないためです。だって試験にパート合格を導入したところで人材確保には繋がりませんからね。1人あたりの試験の平均受験回数が増えるだけです。

 

介護福祉士試験は合格率が非常に高い試験で(80%超え)、この試験にパート合格を導入するとなると、介護福祉士はほぼ誰でも取れる資格と化します。国家資格なのに。

 

それだけ人材の質と資格の価値下がる事になるので、普通に考えるとパート合格導入なんてしてはいけないんです。

 

医師免許にパート合格とかあったらちょっと嫌じゃないですか?

 

そういう事です。

 

パート合格導入で受験料の売上はキープされる

パート合格の免除は、受験3回目までとなっています。「1パートづつ合格していけば3年間で取得できますよ」という設計ですね。3回目でダメだったらまた1からです。

 

介護福祉士の受験費用は現在18,380円なのですが、1パートづつ3年かけて合格すると、取得までに55,140円かかります。

 

パート合格を導入する事によって、1人あたりの受験回数が確実に増えるため、介護福祉士の受験者数減少による売上減少くらいはカバーできると訳です。

 

「あと1パートで合格なのに!」ってなると来年受けますよね。稼ぐ気マンマン省。

 

イラつく

資格の扱いが雑ですよね。「介護の現場で働いている人たちをどんだけ良いように使うんだ」って思う事があります。

 

度を超えた人材不足の中、皆頑張って介護業界が破綻しないよう何十年も回しているのに、基本報酬を引き下げてみたり、「介護はボランティアにやらせよう」と発言してみたり、資格の価値が下がるパート合格を導入してみたり、時に底辺職扱いされてみたり。

 

よくよく考えると少しイラつきますね。

 

という事で、パート合格が導入になったからといって、「3回もチャンスある〜」なんて思ってしまわないように、1発で受かるつもりでいきましょう。

 

それでは今日はこの辺で。おやすみ介護福祉士。