こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
バズった記事です。
皆さんこの記事タイトルに見覚えはありますか?
この記事、介護士Kさんという介護ブロガーの方が生みの親で、過去にめちゃくちゃバズった記事です。
そのKさんですが、この度Twitterもブログも辞めてしまったんですよね。万垢だったのに〜。断捨離ってやつですよね。なんか寂しいですが仕方ありません。
先日そのKさんから、「この記事を貰ってほしい」と僕にDMが届いたんです。
Kさんのブログが多くの人に読まれるキッカケとなった記事で、「思い入れがあるからこの記事だけは消せなかった」という事でした。
この記事に生き続けてほしいという思いから、ハレくんらしくカスタマイズしてハレくんのブログに投稿してほしいと言って下さいました。
OK牧場!
という事で今日はKさんコラボ。()の青字が僕の言葉です。あとは原文そのまんま。めちゃくちゃ有益な内容で、介護士として凄まじく気づきの得られる内容である事を保証します。
では行こう。
「声かけ」の上手な介護職員って、どんな人?
認知症高齢者は、昼夜問わずフロア内を往き来していることがあります。
(そうですね)
新人職員が、そんな入居者さんを見て…
「どうしました?」
と声かけをしました。
(まぁ、声はかけますよね)
良かれと思って声かけをしたのに、入居者さんは怒ってしまいました。
(しょうがない)
新人職員は、悪気があったわけでも、口調が強かったわけでもありません。
(しょうがないぞ。気にするなよ。)
こんなことが何回も続き…
『介護職に向いてないのかな…』
と、新人さんは自信を無くしてしまいました。
(しょうがないって言ってるだろ)
介護現場でよく見かける光景です。
真面目な介護士ほど、利用者さんとのコミュニケーションに悩んでしまいがちです。
『入居者さんとのコミュニケーションが苦手…』
もし、あなたがそう思っているとしたら、この記事を読んで「何がダメだったのか?」一緒に考えてみましょう。
(分かりました!!)
「想像」して下さい
あなたは、休日に渋谷へ行きました。
(川とか海とか山に行く事が多いです)
今、人気のお店でスイーツを買おうとしたら、お店は臨時休業でした。
(閉店ガラガラ)
それだけを目的に来たので、他に目的はありません。
(一緒に暇を持て余そうじゃないか)
どうしようか考えて立ち止まっていたら、サラリーマン風の男性が…
「何かお困りですか?」
と声をかけてきました。
(優しい)
「大丈夫です」と伝えて歩き始めるも、土地勘が無いのでキョロキョロしていました。
すると、向かいの八百屋のおじさんが駆け寄ってきて…
「何か探してるの?」
と声をかけてきました。
(や、優しい…)
「大丈夫です」と伝え、駅の方へ歩きました。
道に迷いそうなので、スマホでナビを見ながら歩いていたら、前から歩いてきた人とすれ違い様に肩が当たりそうになりました。
(ショルダークラッシャー?)
その瞬間、後ろからマッチョな体育大系の男子から腕をギュッと引っ張られて…
「もう少しで当たる所だったよ!気を付けてね!」
と言われました。
(どうやら異世界に迷い込んだようだ)
駅で電車を待っていたら駅員が寄ってきて…
「どちらまで行かれるんですか?」
こんな休日、どうですか?
(頭がおかしくなりそうです)
声かけの「下手」な介護職員
声かけの「下手」な介護職員がやりがちなミスは…
声かけ過ぎ
入居者さんが椅子から立ち上がったら…
「どうしました?」
「どこ行くんですか?」
「トイレですか?」
「もうすぐご飯ですよ!」
矢継ぎ早に声かけまくり。
(たしかにそうだ…)
私が同じことをされたら…
「うるせぇよ!!」
ってキレると思います。
(僕もキレます!キレさせて下さい!)
声かけの「上手」な介護職員
声かけの上手な職員は…
無駄な声かけをしない
深夜、入居者さんがフロアを歩き回っていたとします。
歩行が不安定だったり、他者の部屋に入ったり、物を取ったりする場合は別ですが違、そうでもない場合は、しばらく何もせず様子を伺います。
自分の席に座ってみたり、洗面所でタオルを触ってみたり、廊下を一往復してみたり色々していますが、一切声を掛けずに知らんぷり。
そうしているうちに入居者さんは、部屋に戻って寝たりします。
きっと、当人の中で何かが解決したか、用事が済んだのでしょう。
目的があって何かをしてる時に横やりを入れられると、イラッとしませんか?たとえ善意であっても、相手にとっては「余計なお世話」です。
(あれ、目から汁が…)
洋服屋で服を見ている時…
「何かお探しですか?」
「そちらは今シーズンの新作です」
「色違いのこんな物もあります」
「お客様には赤がお似合いかと…」
空気の読めない店員さんほど、聞いても無いのに、矢継ぎ早に売ろうとしてきます。
私なら、こんな接客をされたお店には、2度と行きません。
(僕も嫌だな)
『2つ気になる物があるけど、予算的にどっちか1つしか買えないな…とりあえず試着してみたいな…』
と思って店員さんを探そうとした瞬間、絶妙なタイミングで…
「ご試着なさいますか?」
と声をかけられたら、私はその店員さんのファンになってしまいます。
何なら、試着する前に購入を決めてしまいます。
(なるほどなぁ)
まとめ
無駄な声かけをしない
コミュニケーションは、相手が誰であっても、基本は同じです。
(相手が「認知症高齢者」だから…)
(自分は「介護職」だから…)
深く考える必要はありません。
相手も、あなたと同じ「人間」です。
(自分なら、どうして欲しいかな?)
そう考えることが大切です。
声かけ過ぎには、くれぐれも注意しましょう。
(みんな、注意しよう。僕も気をつける)
Kさんありがとう。この記事、僕が責任を持ってお預かりいたします。また会いましょう!おやすみワーゲン。