こんばんは。介護福祉士のハレくん(https://lin.ee/b1AFRwY)です。
認知症の症状への対応について、これまでこのブログで2億記事くらい書いてきましたが、今日は、 認知症の利用者さんをよく怒らせる介護士さんがやってしまっている事について共有していきます。
殆どの人が無意識にやってしまっていると思うんですが、これから話していく事を意識してもらえれば、認知症の利用者さんを怒らせる頻度は100%減少するので是非ENDまで読んでいって下さい。
いきましょう。
認知症のある人は常に怒りやすい状態
認知症について第一に抑えておいてもらいたい事は、脳機能の低下によって感情の抑制が難しくなっているケースが殆どという事。つまり、認知症の利用者さんは常に怒りやすい状態という事です。(全員ではない)
僕らからすればちょっとした事でも、利用者さんからすると激オコ案件だったりする訳なので、僕らが自然にやってる事が利用者さんに大きなストレスを与えている場合があります。
まずここまで抑えておいて下さい。次に抑えるべきポイントがコチラです↓
認知症になると脳の情報処理スピードが低下する
認知症になると、理解力や判断力が低下するので、脳内での情報処理が遅くなります。
例えばですが、デイサービスの迎えが来たらどうしますか。鞄を持って靴を履いて外に出ますよね。この、『デイの迎えが来たので鞄を持って靴を履いて外に出る』という判断をするまでに時間がかかってしまうんです。
なので、「早く鞄持って!早く早く!」なんて急かしてしまうと、「うるさい!!!」と怒られてしまいます。正に黒髭危機一髪。
このケースの場合、感情の抑制が難しく怒りやすい状態である事と脳内での情報処理が遅くなっている事が掛け合わさり、急かされて怒るという症状が出ています。
これは認知症の症状としては当たり前なので、「そんな事で怒らないでよ」というのは、勉強不足認定です。これから一緒に勉強していきましょう。国語ドリルで。
利用者さんの基準に合わせる
認知症のある利用者さんを頻繁に怒らせてしまう人は、自分の基準で対応してます。怒る怒らないのラインも判断スピードも、自分基準で対応するので怒らせてしまうんです。
大切なのは利用者さんの基準に合わせる事であり、基本的に「私待つわ♪」という姿勢が求められます。歌っちゃって、どーぞ。
最後に
知識が無いと許容できなかった事が、知識をつけると許容できたりします。『これは認知症の症状だ』と理解しないと専門職としての動きはとれませんからね。
知識をつける事は、利用者さんの対応が上手くなるだけじゃなく、最強のアンガーマネジメントにも繋がるのです。という事で最後に、とっても役立つ知識を共有して終わりたいと思います。
大腿骨は、コンクリートよりも硬い(ガチ)
おやすみ黒髭危機一髪。