こんばんは。介護福祉士のハレくん(https://lin.ee/yy8AS9C)です。サムネの顔はスルーして下さい。
僕の発信って、介護業界で既に常識になっている事を発信している訳じゃなくて、全然関係ない所から、介護に活かせそうな情報を引っ張ってきて、介護業界向けに変換してる事が多いんですが、また良いネタ持ってきました。(言い方よ)
無印良品から学べること
無印良品に行くといつも思うんですが、欲しい物がスッと見つかるんですよね。目的の物に対して、「あ、ここやな」って直感で分かる事もあったりして、スゲーなと思ってたんですけど、やはりあれは全て『設計』されてたみたいです。
お客さんがどう動くか、どうすれば見やすいと感じるか、どうすれば手に取りやすいか。その動線を徹底的に考えて、迷わせないようにしているという事でした。親切of親切。
この、迷わせない陳列の発想が、めちゃ介護現場に活かせるという話です。
情報伝達が上手くいかないと職場は荒れる
介護現場って、情報の置き場所がバラバラにはなってる職場が多いと思いませんか。記録が3箇所に置かれてたり、申し送りがホワイトボード・紙・口頭で人によってバラバラだったり、「それ、前に言いましたよね?」問題で人間関係壊れるみたいな話が往々にしてありますよね。
見るべき情報がどこにあるか分からなくてイライラしたり、「言ったつもり」と「聞いてない」がすれ違うRADWIMPSの歌詞みたいな事が起こったり、「気づかない方が悪い」みたいな空気になって、職場が荒れたり。ありますよね。
これ、無印の陳列的に言えば、バウムクーヘンが文房具コーナーに置いてあるみたいな話です。そりゃバウムクーヘンを見つけられない人も出てきます。
無印は「人を迷わせない設計」で、ストレスを減らしてる訳ですが、じゃあ、介護現場の情報共有もそう設計したらどうなるでしょうか。
介護業界は構造設計(仕組み化)が弱い
例えば、シンプルに、情報は1ヶ所に集約して「全部ここにある」と決めるとか、誰が見ても分かるようにフォーマットを固定するとか、曖昧な伝え方をやめて、「どこで・誰が・いつ」を必ずセットで伝えて記録するとか、こういうことを徹底すると、「言ったのに」「聞いてない」の不毛な戦いは激減します。
介護業界って、優しさはあっても、構造設計がめちゃ弱いんですよね。そこを改善していけば色々良くなると思うんです。「誰かがなんとかしてくれるやろ」みたいな感じだと誰も幸せにならないですよね。
テクノロジーの力を借りなくてもできる事はいっぱいあります。
「連絡ノートはこの棚」「当日変更はここに書く」「イレギュラーは赤ペン」
こういう細かいルールを誰でも分かる形で設計しておくだけで、現場の戦闘力は一気に上がって、人間関係にも良い影響を及ぼすはずです。
無印良品が介護業界に参入してきたら、人気出そうだな〜と思いました。
まとめ
以上、RADの歌詞って非常に哲学的ですよね。という話でした。おやすみ無印。