こんばんは。介護福祉士のハレくん（@harekunoku）です。
僕は怒りません！大きな声で人を怒鳴った事もありません。別に怒鳴らないようにしている訳ではなく、怒鳴るほど人に対して腹が立たない性格だからです。オリンピック毎に怒るくらいです。
僕は介護士として働いていますが、悪気の無い利用者さんに対して怒りをぶつけた事もありません。何度同じ事を言われても初耳感満載で応じますし、コチラが困るような事を言われても怒ったりはしません。認知症の症状等が原因になっていて、その人に悪気が無ければあまりイライラもしません。（財務省には常に怒ってますけど）
だがしかし、こんな僕でも仕事中にブチ切れそうになった事が一度だけあります。悪意のある人に対して心の中で多少イライラする事はありますが、本気でブチ切れそうになったのはあの時だけです。クリリン無しでここまで怒れるって逆に凄いかもッって思いました。
ブチ切れかけた理由
何があったのか聞いてほしいんですけど、もう何年も前の話なんですが（所々ボカして話します）、小規模多機能ホームで勤務していた僕は、とある利用者さん（ほぼ新規）のお宅にお邪魔していました。そこで、「ちょっと雑巾で椅子の脚を拭いてくれないか」と言われたんです。
「イイッスヨー」と返事をして雑巾を借りて、その雑巾を濡らしに行こうとした瞬間、その利用者さんは僕に対してこう言いました。
「風呂のお湯を使ってね。介護人（かいごにん）が水道の水を使うなんて勿体無いから」
ヤバいでしょ。『お前の事誰が好きなん！？』ってこういう時に使う言葉だと思います。これは凄く覚えてます。
（ちなみに、『介護人（かいごにん）』という言葉に対し、『え？介護忍？僕、介護忍者だと思われてる？』みたいな事を一瞬考えてしまったのも覚えているんですが、すぐ理解しました）
この時ばかりは『お前に明日を生きる資格は無い！』と渋い声で言いそうになったんですが、一旦グッと堪えて、「それはどういう意味ですか？」と聞いてみました。
すると、「風呂のお湯流してないから、それを使って。介護人なんだから」
こう言うんですよあのクソババア。「水道代が勿体無いから」と言われていたら、そこまで腹は立っていませんが、「介護人なんだから水道使うな」は流石にクソババアです。サスババア。自分はこんな人間にはならないとバジリスクの弦之助に誓いました。
僕その時、別に訪問介護に入っていた訳でもなく、ただお届け物をしにきただけなんです。それが物を届けに来た人間に言う事か！？という話です。お前の血はいったい何色なんだと。自分はこんな人間にはならないとXJAPANに誓いました。
お年寄りの中には少なからず、介護士の事を〝しもべ〟だと捉えている人がいます。これは仕方ないっちゃ仕方ありません。生きてきた時代の影響もあるでしょうから。ただ、そう思ってる内はまだしも、それを口に出したら戦争だろうがっ・・・・・！ってカイジなら絶対言ってましたね。
僕はカイジよりは大人しいので、「それはもう自分でやって下さい」と言って帰りました。帰って上司に報告して、それで怒られたら辞ーめよ！まーきの！くらいの勢いで生きてましたから。そんな下僕みたいな扱いされる仕事したくないですからね。
結局上司に怒られる事はなく、『あ〜何か言われた上手く言っとくわ〜』くらいの感じでしたが、その後トラブルになる事もなく、いつも通りの日常がひたすらに過ぎていき、暫くしてその利用者さんはサ高住に入所したので関わる事も無くなりました。
君たちはどう生きるか
ジブリの君たちはどう生きるか、見ました？僕は見てません。（見てないんかい）
この記事を見て、『仕事なんだから黙って利用者の言う事聞けよ』と思った方も少なからず居ると思うんですが、僕にはムリです。ただ、『絶対にやれ』と言われたらちゃんと辞めます。反抗的な態度を取りながら、グチグチ言いながら勤めたりしません。スカッと辞めます。
僕には凄くストレスな事が、他の人にとっては全然ストレスじゃなかったりするし、逆に、他の人にとって凄くストレスな事が、僕にとっては全然ストレスじゃなかったりします。
何が言いたいかって、仕事は多少のストレスを許容する必要はありますが、絶対に受け入れられないストレスを受け入れてまでやるもんじゃないって事です。
『見下される事を受け入れろ』なんてスタンスの職場では僕は働けません。幸い勤めていた小多機がそんな職場じゃなかったので辞めませんでしたが、もし『謝罪してこい』なんて言われたら確実に辞めていたと思います。もし収入が半分になっても辞めていました。『どう生きるか』ですよね〜。
妥協できるところは妥協して、妥協できないところは妥協せず生きていくのが良いと思うんですよね。自分と職場の相性はどうです？プライドがズタズタになるような職場じゃないですか？自己肯定感の下がるような働き方はQOL下がるのでオススメできません。妥協できない事を妥協する事ほど体に悪い事って無いので、健康的にスカッと生きていきましょう。
ではまた。おやすみ財務省（怒）
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