お局と同じ勤務が今月一度も無い時の金銭的価値、8000万。あると思います。
こんばんは。介護福祉士のハレくん（@harekunoku）です。
気づきの良い介護士は優秀
優秀な介護士とはどんな介護士かって、率直に言えば気づきの良い介護士です。利用者さんやご家族からすれば、気づきの良い介護士の存在は神のように有難い存在だからです。GOD。
でも気づくって皆が思っている以上に難しくて、というのも、気づきは気づいて初めて気づきになるからです。
気づいていない状態の時に気づいていない事を自覚ってできませんよね。『私、あの事に気づいてない！』とはならないじゃないですか。言いたい事が何かと言いますと、『気づいていない事はないだろうか』と意識していないと、気づく事は不可能なんです。意識していないとスルーしちゃいますから。
しかも介護士の場合、自分が経験していない事のニーズに気づかないといけないからムズイんです。絆高確に入れるよりムズイです。
例えば、職場の人間関係で深く悩んだ経験がある人は、同じ経験をしている人の気持ちが少し分かるので、『どういった言葉（アドバイス等）をかけてあげるべきか』という事や『どういう言葉はかけない方が良いか』という事がある程度分かると思います。
でも、要介護5で寝たきりの人の気持ちを深く理解できるかと聞かれたら『NO』ですよね。寝たきりになった事の無い僕らが、寝たきりの人のニーズに気づくのって超高難易度なんです。毎日仕事をしている中で、気づいていない事がおそらく山ほどあります。9000万個くらいあると思います。
という事でここからは、実際に僕が要介護5で寝たきりの方に言われた、確実に気づきのヒントになる言葉を紹介します。
寝たきりの人が何を考えているのかを考える
要介護5で寝たきりのAさんと僕との会話です↓
Aさん「隣の家の人、いつも7:55〜8:00の間に家を出るのに、今日は8:10だったから、慌てて事故しないかが心配」
僕「寝坊したんですかね。しかしAさん、そこに気づくのが凄いです」
Aさん「寝てばかりだから、普通なら気にならないような事も気になる。毎日忙しいと細かい事なんて気にしてられないだろうけど、ずっと寝てると考える時間があり過ぎて、忙しい人なら気にも留めないような小さい事が気になる」
こういう会話でした。
これを聞いてハッとしまして、これまで長い事介護士やってきた中で、気づけなかった事が沢山あっただろうなという気持ちになりました。チクショウ。この言葉を聞いてから、今まで以上に気づきを意識するようにしてますが、限界はあります。気づけない事もあります。
とは言っても、できるだけ気づいてあげたいじゃないですか。利用者さんは介護士が誰であろうと同じ料金を支払うんですから、気づきの悪い介護士に担当されるのも気の毒です。なので、僕が少しでも多くの事に気づけるために心がけている事があります。
言いやすい雰囲気作り
気づけないなら気づかせて頂きたい！
そう思いまして、『無理な事は無理と言うので、とりあえずなんでも言ってみて下さい』というスタンスを前面に出して仕事してます。（NOと言えない人には向かないスタンスかも）
気さくで話しやすい雰囲気を醸し出しつつ、とりあえず何でも言うてくれstyleでやらせてもろてます。
そうすると、「あの天井のシミ何かな？」とか「あの看護師さんの態度がいつもと比べて微妙に違う気がした…」とか、とにかく気になる事を言いまくってくれるようになる場合が多々あるので、色んな事に気づけるようになります。
まとめ
まとめると、気づくってムズイです。寝たきりの方なんかは特に、僕ら介護士が気にも留めていない事を気にしている場合があるので、そこに気づいてあげられるように自分なりに工夫してみると良いかなと思います。
以上！おやすみ半沢。
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