こんばんは。介護福祉士のハレくん(https://lin.ee/1EnL8eg)です。
唐突ですが、先日の僕のポストを見て下さい↓
認知症のある方が帰宅願望を訴えている時の気持ちは、『あの頃に帰りたい』という感覚に近いものが多分ある。
— ハレくん | 介護 (@harekunoku) 2025年3月1日
なので、「帰れませんよ」などという物理的な言葉をかけるよりも、『一緒にお茶を飲む』というような精神的な対応の方が上手くいきやすい。
正論パンチは圧倒的無意味の極み乙女
認知症の中核症状や周辺症状に対して正論パンチを打ち返したところで、圧倒的無意味の極み乙女です。
例えば、帰宅願望がある時は、ただ物理的に家に帰りたいというよりも、記憶という名のアルバムの中の『懐かしいあのページ』にフッと心が飛んでいっちゃってる状態なんです。
『帰らないと家族が心配する』と不安になっていたり、『帰ってごはんを作らないと』っていう気持ちになっていたりするんですね。
そんな気持ちの人に対して「今日は帰れないからここにいてね」なんて言葉をかけてしまうのは当たり前に逆効果です。当然の極み男児。
感情にアプローチする
ポイントは、言葉を汲み取って対応するんじゃなく、深層心理を探り感情に対してアプローチするのが重要です。
「帰りたい」という言葉の裏には、どんなホンネ(感情)があるのか。安心したいのか、この場所が不安なのか、なんなのか。その感情を消し去る事に注力してみて下さい。
「帰りたい」という言葉に対処するのではなく、その時の感情に対処するんです。
帰宅願望が見られる時には、「帰る前に、ちょっとお茶でも飲んでいきませんか」なんて声をかけて、対話をしていく中で、深層心理が不安なのであれば不安の感情を消しにいくと。介護は物理的な戦いじゃなく心の護身術ですから。(ちょっと何言ってるか分からない)
帰宅願望に限らず、認知症のある方が不穏な状態になった時は、言葉よりも感情に着目して、その感情に上手くアプローチする事を意識すれば対応は確実に上手くなっていきます。
言葉はあてにならない
これは全人類に当てはまる事なんですが、言葉ってあまりあてになりません。(なんて事を言うんだ)
人間は、ホンネとは真逆の発言をする事があります。一見、単純明快そうな人でも、実は複雑怪奇だったりするのが人間です。
なので人と対話をする時は、深層心理を探る意識を持って接するのがオススメです。(HSPの人なんかはデフォルトでそれができるみたい)
という事で、相手の深層心理を導き出せる人は人を動かす事ができるという話でした。目指せ後天的HSP。おやすみ乙女。