お久しぶりですハレくん(@harekunoku)です。
もう12月ですよ(遠い目)
時間の経過速度があまりにも早いもんで、秒針の無い世界線に行きたいと強く願っている今日この頃であります。(それっぽい事が言いたかっただけ)
今日は、僕の知り合いのSさんの話をしようと思います。サッパリしていて優しい介護士さんのお話です。
人格が変わっていた時期のあったSさん
Sさんは、とある特別養護老人ホームに勤務していたんですが、その施設に勤めている時のSさんは、物静かでおとなしく、若干病んでるような雰囲気を常に醸し出していました。ミステリアスチックに。
僕はSさんを学生の頃から知っているんですが、元々はそんな感じじゃなく、よく喋る明るい性格で、ムードメーカー寄りの人だったんですよね。(寄り)
それがやたらクールビューティーな感じになってるので、『なんか雰囲気変わったな〜』と皆が思っていたと思います。ゆずとX JAPANくらいの違いがありました。ドエライ違いです。
職場を変えたSさん
Sさんはいつも、自分が勤めている介護施設の話をする時に、「介護では給料良い方だよね?」とか、「どこも色々あるよね?これくらいで文句言う方がオカシイよね?」とか、自分が勤めている施設に対する肯定意見をやたらと周りに求めていました。
話し方的に不満が溜まっているのは僕も分かっていて、辞めるのも時間の問題だなと思っていたんですが、案の定、Sさんはそこの特養を辞めて、別の特養で介護士をする事になりました。
転職した事によって給料は万単位で下がってしまったそうなんですが、それからのSさんは、元々のSさんの様に明らかに明るくなってましたし、休日に仕事の話をする事なんてなくなりました。ここまではよくある話ですよね。
職場を好きになりたかったSさん
これは先日Sさんと会って話した事なんですが、僕はSさんに、「前の特養に勤めてた時、その特養を皆に肯定させようとしてたのはナゼ?」みたいなニュアンスの事を聞いてみた所、Sさんは、「その職場の事を好きになろうとしていた」と言いました。
どういう事かと聞くと、自分が勤めていた職場に対する肯定的な意見を聞く事で、自分の抱いている不満を消したかったようです。自分が思っているほど、勤めている介護施設は悪い職場じゃないと思いたかったんですね。
それでも結局、その職場を好きになる事は出来ず、Sさんは転職してしまいました。一度嫌いになったモノはもう二度と好きになれない現象ですよね。
自分を悪者にしなくて良い
Sさんが暗くなっていたのは多分、物凄い葛藤があったからだと思います。
客観的に見るとそこまで悪い職場じゃないはずなのに物凄く不満が溜まっている→自分の考え方がオカシイんだ→職場の良い所に目を向けて好きになろう→好きになれない→自己嫌悪
こんなメンタルの流れが出来ていたんだろうなと思いました。苦しかったんでしょうね。
今日この記事で伝えたかった事は、ストレスの原因に対して、『自分がオカシイ』『自分が悪い』と考えがちな人は危険という事です。
本来かなり明るいSさんがダークネスモードに突入するくらいですから、転職をせずに勤務し続けていると鬱になっていた可能性もあります。
とは言え、『全部職場が悪い』みたいな考え方も問題アリで、それも同じくらい苦しいですよね。
1番楽なのは、『誰のせいでもない』という考え方です。
Sさんの場合だと、自分がオカシイなんて思わずに、『ただ職場とウマが合わなかった』と思う事ができていれば、ダークネスモードに突入する事も無かったのかなと思います。
この記事を見てくれている介護士さんの中にも、職場に対して葛藤がある方がいるかもしれませんが、誰かや何かが悪い訳ではなく、相性的な問題があるだけかもしれません。
自分を責めて、無理に自分を捻じ曲げようとせず、Sさんのように楽になる行動を起こしてみると良いんじゃないかなと思います。
それが転職なのか何なのかは分かりませんが、葛藤しっぱなしの人生って結構勿体無いので、楽になって、どうぞ。という話でした。
という事でまた次回、よろしくお願いいたします。
おやすみSさん。
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