{なんなの
こんばんは。ハレくんです。
毎日介護関連のニュースは調べるようにしているんですが、最近財務省関連の記事をよく目にします。先日も、財務省が介護士の仕事をボランティアにやらせようと提案した事を記事にまとめたばかりですが、今日も財務省の発言についてまとめていこうと思います。タイトルの通り、今回も良い内容のものではありません。
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介護保険の自己負担額を原則2割に
今月25日の審議会で財務省は、介護保険の利用者に求める自己負担の額を原則2割に引き上げるべきだと主張したとの事です。…なんなんですかこの人達は。次の改定は色々ヤバそうです。原則2割って今の倍ですよ。あのアカギでも作中で倍プッシュしたのは一度だけなのに。現状、介護サービス利用者の約1割(年間収入280万円超)が2割負担となっています。ですが、原則2割に引き上げるべきとの事なので、その方達は3割以上の負担になる可能性もあります。
2割はやり過ぎ
確かに、今後増え続けていくであろう給付費の事を考えると自己負担額の引き上げはやむを得えないと思います。でも倍はやり過ぎじゃないですかね。自己負担2割という数字がどんなものなのか訪問介護を利用した場合を例に説明しますと、介護士に毎日オムツ交換やトイレ介助等で30分(1日2回)来てもらい、週に2回入浴介助をしてもらったとしましょう。そうした場合の利用者の自己負担額は、約2万円です。どうですか。一日2回の排泄介助と、週2回の入浴だけで2万ですよ。他のサービスも使うと4万5万すぐいきます。まぁ、払えないですよね。居宅介護支援にも自己負担が発生する事になりそうですし。
僕も一介護職員として介護報酬の引き上げはいつも訴えていましたし、今後も訴えていくつもりです。ですが、原則2割という数字には古畑任三郎のポーズで眉間にシワでした(田村正和さん引退か…)。『原則2割負担』という言葉の裏には、『あまり介護サービスは使うな』というメッセージが隠れていると思いますし、経済的な理由で必要なサービスが受けられない人達は重度化してしまいます。相当な数の方が必要な支援を受けられなくなると思いますよ。要介護者の状態を改善させた事業者には報酬を手厚くする仕組みを盛り込んだばかりなのに、国は一体何がしたいんですか。一歩進んで二歩下がるどころかムーンウォークじゃないですか。
最後に
財務省って本当にシビア。1ミリも甘さのない人達ですよね。優し過ぎて潰れてしまう介護職員にそのシビアさをちょっとだけ分けてあげて欲しいくらいです。
財務省がシビアすぎて厚労省がめちゃめちゃ良いやつに見えてくるというこの現象は、フリーザが悪過ぎてベジータが良いやつに見えていたあの現象。
— ハレくん (@harekunoku) 2018年4月24日
クソったれ…
おやすみなさい。
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