こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
介護保険の利用者負担額を原則2割にしようみたいな話が以前から出てましたよね。
これが本格的に見直される時期に入りました。
ソース↓
政府、介護保険の利用者負担を見直しへ 来年度予算案の考え方に明記 | articles | 介護のニュースサイトJoint
ソース記事の中で、2割負担・3割負担の対象者を更に拡大するという文言があるんですが、現状1割負担の人の多くが2割負担になると予想されています。
1割が2割になるって、倍になるって事ですよね。(当たり前体操)
フリーザが第1形態から第2形態になった時くらいの上昇率ですが、これにはあのベジータですら絶望していました。
消費税が8%から10%に引き上げられるとかの次元ではない訳ですよ。商品の値段自体が倍になるので。
例えばですが、介護保険の利用料として月に20,000円を支払っている人が、40,000円を支払う事になってくると、殆どの人が利用を減らすという選択をせざるを得ません。
経済的にそこまで余裕のあるお宅は少ないですからね。なんたって年金生活ですから。
国民年金だけの人だと、月に4万円くらいの年金しか貰っていない人も多くいます。そんな方が、これまでの倍の金額なんて払える訳がない事は分かりきっていますよね。
これつまり、介護サービスをあまり利用するな。介護はできるだけ家族が行って下さい。というメッセージを込めての、この政策なんです。そうじゃなければ、せめて10%UPとか20%UPに留めるでしょう。
誰だって、電気代が倍になるって言われたら大幅に節電しますよね。
ここからは、要介護状態の方が必要なだけ介護を受けられなくなると、どんな事態が待ち受けているかについて簡単に解説していきます。
介護が必要な人のQOLが下がる
まずコレですよね。
例ですが、週に2回の入浴が1回になる。週に4回のデイが週に2回になる訳なので、ご利用者本人のクオリティオブライフ(発音◎)は間違いなく低下します。
ご家族のQOLが下がる
介護サービスが受けられなくなった分のシワ寄せは当然ご家族に行く事になります。
介護事業所というのは、ご利用者のためだけに存在している機関ではありません。半分…いや、それ以上はご家族のための機関です。
なので、ご家族のQOLも必然的に低下する事になるんです。
日本経済に支障が出る
介護サービスを必要な分受けられない人が増えると、ご家族の負担が増え、ご家族の仕事に影響が及びます。
日本は長高齢化社会ですから、それによって日本経済に支障が出る事は間違いありません。
介護事業所がバタバタ潰れる
介護の利用が少なくなる=減収という事で、倒産する介護事業所は当然多くなります。
介護事業所、ご利用者、ご家族等、全てが共倒れの状況になる場合もある事でしょう。
まとめ
まとめると、介護保険の利用者負担額が倍増になると、世の中がロクな事になりません。
これいつも言ってるんですが、介護って水や電気と同じなんですね。無いと生きていけないものなんです。無いと生きていけないものを絞るようになったらもう終わりじゃないかなと。
治安も悪くなるでしょうし、虐待なんかも増えると思います。199X年じゃないですか。
こんな事を本当にやるつもりなんでしょうか。僕が平和ボケしてるだけなのか、信じられません。
まぁまだ全てが確定しているわけではないので、とりあえず続報を待ちましょう。その時はまた共有します。
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それでは。おやすみレイ。断己相殺拳!
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