こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
先日SNSで、介護業界の方のとある発言が炎上しておりました。
コチラです↓
風俗は福祉である。というのが確信に変わってきている。風俗の世界に妻や家族の許可をえて行き始めて半年。むちゃくちゃ面白い。マイナスなイメージだったけど、“選択”として選んでる子が多いことに驚いた。たしかに“強いられてる”人も中にはいるだろうから、そこは課題がある。だけど、他の業界でも“…
— 菅原健介kensuke Sugahara (@KensukeGru) 2024年6月17日
ポストのインプレッションが現在2700万という事で、とてつもない広がり方をしています。
(このブログが原因で個人が叩かれたりしたら嫌なので、個人の発言をブログに載せる事って本来は無いんですけど、これに関しては2700万インプという数字で、このブログに載せようが載せまいが何も変わらないので、取り上げさせて頂きます)
介護福祉の会社を経営している方&お客さん側としての発言だったので、ここまで炎上してしまったのかもしれません。
良くない炎上
僕の主観なんですが、リポストがイイネを大きく上回る投稿は残念ですが良くない炎上です。「イイネは押せない」という大衆心理が表れているので、怒りや不満を持ってリポストした人が圧倒的に多いと推測できるからです。
このポストのリプ欄を見てみると、「客に本心を話す訳ない」「働く事を強いられている人が殆ど」「お前がケツ売れ」というような否定的な意見が殆どでした。
『福祉』という言葉の意味は、霧の日の提灯のようにぼんやりしているもので、コレという定義が無いんですよね。人によって解釈が変わります。これも炎上してしまった原因の一つでしょう。
やってる側が幸せじゃなければ福祉として成立しない
厚労省のホームページの中では、「ふだんの、暮らしの、幸せ」という文言で福祉が表されている箇所がありました。
要は、皆が幸せに暮らすために必要な物やサービス=福祉という解釈もできる訳なので、菅原さんはそういった意味で、悪気なく、「風俗は福祉」という発言をされたのかもしれません。
じゃあなぜここまで炎上するのかって、ぶっちゃけやってる側は幸せじゃない場合が殆どだからだと思います。それだと福祉として成立していません。
その仕事を選択して選んでいる人もいると思うんですが、実際は強いられている人の方が圧倒的に多いのが現実なんだなと、ポストのリプ欄を見るとよく分かりました。
自分のためだけにやれる人は少ない仕事ではないか
風俗の仕事を自分のためだけにやれる人ってそんなにいないと思うんです。
人間の本能に抗う部分はあると思うので、強烈な覚悟がないとできない仕事だと思うんですけど、自分のためだけにそこまで強くなれる人って少ないと思うんですよね。分からんけど。
自分よりも大切な誰かのために自分を犠牲にしてやっている人が多いような気もするので、今回の炎上は、「風俗やってる人間の覚悟を『福祉』なんて生ぬるい言葉で片付けるな!」という怒りの側面もあったのかもしれません。
例えば介護士が利用者側の人に、「利用者に暴力を振るわれる事もセクハラされる事も福祉の内」とか言われると腹立つじゃないですか。「喜んどるの利用者だけやがな」って言う。
『それは違うだろ』ってなりますよね。今回のこの炎上も、『それは違うだろ』という世論の声だったのかもしれません。
以上です。おやすみ厚労省。