{地獄級
こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
「介護士なんて誰でもできる」と思っている人に介護の仕事はできないですよね。想像力が必要な仕事なので、『誰でもできる』なんて想像力の無い事言ってる時点でダメ。介護どころか何の仕事もできないと思いますよ(鼻ほじ
さて今日は、福祉精神だけで運営している介護事業所に関わる全ての人が不幸になってしまう理由について書いていきたいと思います。
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介護事業はビジネスでもある
福祉精神だけで運営しているという事がどういう事かと言うと、ビジネスとしての視点を一切持たずに運営しているという事です。伝家の宝刀「この仕事はお金じゃない」というやつです。超カッコイイ台詞です。
対価を求めるなら一流のサービスを提供する必要がありますので、お金儲けの事だけ考えていれば良いという事はありません。稼ぐ事だけ考えるのもダメです。だけどもだけど、介護事業やるなら初めからある程度稼ぐ事も考えておかないと皆不幸になります。その理由をこれから説明します。
福祉精神だけで介護事業所を運営しているとどうなるか
お金の事を一切考えずに介護事業所を運営するとどうなるか。とりあえず、対応困難な方ばかり受け入れる事になります。暴言や暴力があったり気難しい利用者への対応は、精神的に辛いだけでなく時間もかかります。
そのような利用者を受け入れるほど経営が圧迫されていくのは説明するまでもありませんよね。なので、稼ぐ事を考慮しない事業所には対応困難な利用者ばかり紹介される流れができ上がります。はい、そこで働く介護職員は不幸になります。
そんなストレスの溜まりやすい環境で働いていると介護職員間の関係も悪くなっていきますし、一人一人の利用者対応にもかなりの時間と手間がかかるので平等な良いケアが提供できる訳もありません。はい、そこの事業所を利用している利用者は不幸になります。
介護職員はどんどん退職していき人手不足は慢性化。事業所が運営を続ける事ができなくなると利用者はまた新たな受け入れ先を探さなくてはなりません。受け入れ先が見つからない場合、家族さんは介護離職に追い込まれる可能性もあります。
そして事業所を閉鎖に追い込まれそうになった経営者は、そこからは金儲けの事だけを考えた経営にシフトチェンジする事となります。
地獄絵図です。
超簡単な説明ですが地獄になる事は理解して頂けたと思います。周りの人達を本当に幸せにしたいのであれば多少シビアな面も必要です。承認欲求を満たしたいからといって綺麗事ばかり言ってても誰も幸せにはなれません。
最後に
本日のヒヤリハット
— ハレくん (@harekunoku) September 20, 2018
介護業界の人材不足についてヒヤッとし、そうなっている理由に対してハッとしました。
(はい拍手)
過度な福祉精神を持っているのに承認欲求は満たされていない事にヒヤっとし、疲れた周りの人の顔を見てハッとして下さい。(はいスタンディングオベーション)
おやすみなさい。
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