こんばんは。介護業界歴11年で介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
転職先で仕事を教えてもらっている時に、チクイチ「前の職場では〜」って言っちゃう介護士さんが非常に多いようですが、これダメです。
言ってる事が間違っていなくても、コミュニケーション的によろしくありません。相手がベジータだったら、「喰らえ!」とか言って痛い事されます。
介護の仕事は、これまでに得たスキルを何処の職場でも活かす事ができるので、この現象が起こりやすいんだと思います。
いきなりですが先日の僕のツイートをご覧下さい↓
これあるあるらしいんですけど、介護施設に入職した新人さんに仕事の指導をすると、チクイチ「前の施設では〜」って、前の施設のやり方を引き合いに出して全然話を聞いてくれない新人さんが沢山いるそうです。なんで前の施設辞めたん。
— ハレくん (@harekunoku) 2022年9月30日
このツイートには、多くのベジータから共感的な反応がありました。しかしツイートを見た人の中には、なぜそれがダメなのか分からない、前の職場の事を言ってくれるのはありがたい事じゃないか、とサイレントながら思った人も多いはずです。
という事でここからは、なぜ新しい職場でチクイチ前の職場の事を引き合いに出すのがダメなのかという事について説明していきます。
コミュ力の問題
例えばなんですが、「作った料理はできれば全部食べてほしいよね〜」みたいな、他愛のない話をしている時に、「でも中国では残すのが当たり前なんだよ。全部食べるのは逆に失礼なんだよ」みたいな返しを真剣にされても、『いやここ日本だし…』としか思えませんよね。
言ってる事の内容はさておき、とりあえず中国行けよってなりますよね。
これと全く同じで、チクイチ前の職場を引きあいに出されると、ここのやり方が嫌なら前の職場に戻れば良いじゃんとなってしまうのが人間心理なんです。仕方ないんですこれは。人間の心理構造なので。全員じゃないですけどね。
仕事を一生懸命教えている最中に、「前の職場では〜」なんて言われると、良い気がしない人の方が多いんです。発言の内容自体に問題はないとしても、コミュ力の低さが問題です。
あのデンデだって、ナメック星を引き合いに出したりせず、合わせる所は合わせながらちゃんと地球に馴染んでますよね。
一生懸命仕事してる人にとっては、前の職場を引き合いに出されるのは、自分のやり方を否定されているような気持ちになるんです。前の職場の人たちよりも自分たちの方が劣ると言われている気になり不快感を抱きます。
彼氏にオムライスを作ってあげた時に、「前の彼女のオムライスはもっとケチャップが沢山かかってた」とか言われたら嫌でしょう。「じゃあお前のケチャップをオムライスにかけてやろうか?」という意味深な事を思ってしまいますよね。
前の職場のやり方を共有するのは悪い事ではないですし、むしろありがたい事なんですが、もっと上手に自分の意見を伝える必要があるという事ですよね。
人間関係を最優先に
例えば、前の職場とは言わずに自分の意見として伝えるとか、その場では一旦聞き入れておいて、仕事を進めていく中で、「このやり方も良くないですか?」と提案してみるとか、そういうコミュ力が介護士には必要だと思います。面倒かもしれませんが、必要だと思います。2回言うくらい必要だと思います。
正しいとか間違ってるとか、仕事が出来るとか出来ないとか以前に、人間関係を円滑に回していこうという気持ちの方が介護士的には大事だったりします。介護士の退職理由No. 1は人間関係なんですから。「カカロット、お前がナンバーワンだ」というシーンを僕は今思い出しました。
相手が話しているときは相手の話を聞くって、コミュニケーションの基本です。相手に不快感を与えずに自分の意見を言う力がコミュ力です。
わざわざ衝突するような物の提案の仕方しかできないのは、介護業界で働くには致命的な弱点となってしまうので、コミュ力をキュッキュッと磨いていきましょう。
職場の人間関係が良ければ、どんな仕事だってそれなりに楽しくやれます。こんだけ人間関係が複雑に絡み合う業界なので、物の伝え方に気をつける事や、多少の寛容さは意識してやっていきませんか。ウイッス。
最後に
仕事が出来る介護士って、コミュ力が高い介護士の事なのかもしれませんね。コミュニケーションは笑顔よりもなによりも、言い方と言葉のチョイスが重要です。良い感じに良い感じの言葉を使っていきましょう。
という事で今日はこの辺で。おやすみチクイチ。
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