どーも!介護福祉士のハレくんです。
今日の記事タイトルだいぶイキってますけど、決して大袈裟な表現ではありません(数年前にも共有して反響のあった内容ですが、もっと分かりやすい形で再共有)。
介護施設で働いていると、認知症の影響により強烈に帰宅願望を訴える利用者さんの対応をする事があると思いますが、これから紹介する対応方法を実践して頂く事で、その帰宅願望は高確率で消失します。
怪しい勧誘の文言みたいになってますけど、ちゃんとした内容なので是非最後まで見ていって下さい。
強烈な帰宅願望が高確率で消失する対応方法とは
結論から行きましょう。利用者さんの強烈な帰宅願望が高確率で消失する対応方法とは、介護士側も帰宅願望を訴えるです。
利用者さんが「家に帰ります!」と言ったら、「私も帰りたいんです(泣)どうすれば家に帰れますか?」←このように返します。もはや利用者さんより強めに帰宅願望を訴えます(ガチで帰りたいので迫真の演技ができます)。
そうすると利用者さん、「まぁ落ち着けよ…可哀想に…」って感じで一旦冷静になってくれるんですよね。カエル化現象。
自分より怒っている人を見ると自分の怒りが収まる心理と同じで、自分より帰りたい人を見ると自分の帰りたい気持ちが落ち着くんですね。
落ち着いたところで、「しょうがないので今日は泊まりませんか?一応部屋も用意してくれてますし。家族さんにも連絡しておくので」みたいな教科書的対応を試みます。
感情的な状態だとほぼ納得してもらえませんが、この状態からだと高確率で受け入れてもらえます。
帰宅願望にも弱・中・強・鬼と4段階ありますが、強or鬼の時はこの帰宅願望返しで上手くいく事が多いです。
弱or中の時にこの対応はしないで下さい。変に心配かけてしまうので笑
ただ弱or中の時も本質的には同じで、とにかく感情を落ち着ちつかせてもらってから泊まってもらうよう説得します。
帰りたい気持ちに共感の姿勢を見せてから、「とりあえず一緒にお茶のみませんか」などと声をかけて、ゆっくり落ち着いた雰囲気の中説得すると上手くいく事が多いです。
自由を制限された時に反発心理が働く
人には自由を制限された時に反発心理が働く人体構造があります。人類皆尾崎豊です。
人は生まれながらにして自分の行動や選択は自分自身で決めたいという欲求をもっているので、誰かに制限や強制をされてしまうと抵抗や反発感情が自然と生じるんですね。この現象を心理的リアクタンスと言います。
つまり、帰宅願望のある利用者さんに対して「今日は帰れませんよ!」とか「泊まって下さい!!」といった言葉をかけるのは絶対的にNGという事。プロの介護士としてはミス対応。余計に帰りたくなるので、対応も大変になります。プロミスです。
ちなみに僕自身この心理的リアクタンスが異常に強く働く性質を持っていて、人生の苦労は大体これのせいです。ガッデム。
感情をどう落ち着かせるかを考える
結局、帰宅願望に対してはどう落ち着いてもらうかを考えるのが1番重要です。
帰宅願望の対応のセンターピンは、『泊まってもらうこと』ではなくて、『感情を落ち着かせてもらうこと』です。
どんな時も、センターピンを見誤ると対応をミスるので注意して下さい。
という事で以上、認知症による強烈な帰宅願望への対応方法についてでした。
おやすみ尾崎豊。
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