{逆水平チョップ
こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
なんか寒くなるみたいですね。雪が降る地域もあるようですが、無理に訪問介護に行ったり、デイの迎えに行くのはやめましょうね。危ないから。
今日は、介護士なら福祉精神を持っていて当たり前という認識は辞めて下さいという話をしたいと思います。
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福祉精神とは
僕も、いまいち福祉精神がなんなのか分かってないんですけど、だいたい奉仕の精神的なニュアンスで使われますね。自分の利益よりも他者の利益を優先する精神みたいな感じです。
自分の収入や労働環境の事は置いといて、利用者の喜びを最優先に考えるべきといった風潮、正直まだあると思います。
この風潮こそが今の介護業界を作ったと僕は考えていて、介護士に福祉精神を求めるのはナンセンスだと思っています。
自分の利益を後回しにするという考え方では、低賃金で劣悪な労働環境は絶対に改善されませんよね。むしろ、サービス残業や得られる対価を大幅に上回る働きをする事が美徳とすら捉えられる業界でした。
最近では、そんな状況がオカシイと考える方が増えた事や、要介護者の増加に伴い介護士不足が加速している事で、色々改善に向かってはいます。でもまだまだ、これまでの常識がこびりついている状態です。チーズフォンデュにこびりついたチーズのように。
介護士に福祉精神を求めてはいけない理由
なぜ介護士に福祉精神を求めてはいけないかと言いますと、多くの人が介護士を辞めてしまうからです。『福祉精神の無い自分はダメな介護士なんだ…』と自分を責めて病んで去っていくんです。
福祉精神の強要が、これまで何千人何万人の介護士を退職に追い込んだのではないかと思われます。
例えばですけど、明日から働かなくちゃ生活がままならない状態の時に、介護の求人しか無ければ、とりあえず介護士になりますよね。福祉精神が無い人は介護士になっちゃいけないとすると、シンプルにしぬ事になります。
色んな事情があって介護士やってる方もいるんです。それを考えると、福祉精神の強要は悪じゃないでしょうか。極悪とまでは言いませんが、カビルンルンと同等の悪と言えるでしょう。
利用者に対して失礼な態度を取ったり、ロクに仕事しない人は何を言われても仕方ありませんし、そんな人に対しては介護士辞めて欲しいと思いますが、仕事をキッチリやる福祉精神の無い介護士の事は責めないでもらいたいです。介護士辞めた人が戻ってきたくなる業界になってほしいので。
あと、個人的に『人の為』って言葉が嫌いで、人が人の為だと思ってやっている事の殆どは実は自分の為だと思っています。
なので、自分の為にやる事が誰かの為にもなるように考えれば良いと思うんです。
きっちり対価を得る代わりに、自分と関わる利用者さんの事は必ず幸せにするという姿勢でいるべきです。自分の事を全て後回しにしていては人は腐ります。
最後に
優しいだけでは人生楽しく生きていけないと思うので、強さもしっかり磨いていきたいですね。
僕は心はもう鍛えきっているので、最近はフィジカルを鍛える事に注力しています。プロレスラー小橋建太選手の逆水平チョップに耐えられる体を手に入れたいと思います。
おやすみなさい。
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