{不安最高
こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
介護士や看護師って、不安を抱えやすい仕事ですよね。人の命に直結する仕事なので、テキトーに気楽にやるわけにもいきませんもんね。僕も新人の頃は、『あの利用者さん大丈夫かな…』『夜勤中に利用者さんが転倒したらどうしよう…』と常に不安感満載でした。今もですが。
とにかくこの不安から逃げたいという思いから、介護士を辞めたいと思った事もあります。しかし僕は、仕事を続けていく中で気づいたんです。実はこの不安感に救われているという事に。
という事で今日は、仕事に対して不安感が強い介護士さんに向けて、その不安感を消そうとする必要は無い!という考え方をシェアしていきたいと思います。
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仕事に対する不安は負の感情ではない
私生活で感じる不安と言えば、『彼氏が浮気してたらどうしよう…』『お金が無くなったらどうしよう…』『サイヤ人が地球を襲撃しに来たらどうしよう…』みたいなものが多いですよね。できればそんな不安なんて感じたくないですし、心が負の感情に支配されるのは嫌ですよね。
しかし介護士としての仕事に対する不安は、私生活で感じる不安とは一味違うんです。仕事に対してはむしろ不安感を持つべきです。なぜなら、不安感には絶望予防の効果があるからです。
例えば、勤めて間もない職場での1人夜勤って不安でいっぱいですよね。最悪のパターンをいくつも想定しまうと思います。『転倒事故があったら…』『急変したら…』『帰宅願望の訴えがあったら…』『今破壊神ビルスが襲来したら…』などなど、とにかく色々考えてしまいますよね。
色々考えた結果どうするかって、対策しますよね。想定した最悪の事が現実にならないように、とにかく対策すると思います。センサーマットはちゃんと鳴るか、ベッドは1番下まで下がっているか、利用者さん達の日中のバイタルはどうか…と、万全の状態で夜勤に臨むと思います。
そうすると当然、事故のリスクも減り、万が一何かあった時の対応もキチンと取れ、絶望的な状況を回避できる確率はグーンと上がりますよね。つまり、仕事に対する不安感とは、絶望的な状況を回避するために必要な事なんです。介護士の仕事に対する不安感は、もはや負の感情ではありません。
不安感は最強の防衛本能
キッチリ対策をして、やるべき事をしっかりやれていた場合、実際に事故があった時の精神的ダメージも激減します。防ぎようの無かった事故だったと思えるからです。
不安感がないと詰めが甘くなるのが人間という生き物なので、『何かあったらあった時』と軽い気持ちで仕事をしていると、いざ事故が起こった時に、マリアナ海溝の如く凹む事でしょう。『もっと対策していれば防げたかもしれない…』『気が緩んでいたかもしれない…』と。
つまり、不安感から逃げようとする必要は無いんです。その不安感は、利用者と、職場と、自分を守る為の防衛本能です。
仕事に対して不安感を持てる自分って最高!!
と、不安感を持っている事をポジティブに捉えてほしいと思います。自分が利用者の立場だったら、不安感が一切無い介護士って嫌じゃないですか?心配になりますよね。優秀な人は皆、危機感や不安感を持ってます。間違いないです。
不安感は無理に消そうとせず、プラスに変換して付き合っていきましょう!!
最後に
現場で事故があった時なんかは、どう対策していたって凹む時は凹みますよね。ただ、不安感を持ってちゃんと対策していれば、その凹み具合は間違いなく軽減されます。
以前こんなツイートをしました。
凹む事は誰でもあるけど、大事なのは、そこからどうするか。ちゃんと考えないと、この先同じような事で凹み続けることになる。スーパーマリオでいう、同じ所で何回も死ぬみたいな。
— ハレくん (@harekunoku) 2019年9月6日
…いやこの例えはおかしい。
凹んだ時に大切なのは、次に同じような事で凹まないために、慢心せず不安感を持って、学びと反省をしっかりやっていく事ですよね。
ビルスが来た時に備えて、筋トレも欠かせません。
おやすみなさい。
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