こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
今日は、将来的に介護士の賃金は大幅に上がるのかという事を考えていきたいと思います。
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介護士の賃金は将来的に上昇するのか
僕の個人的な意見としては、介護士の平均賃金は、この先まず間違いなく上がっていくと思います。
ここ最近、介護士や保育士の賃金が低い事がよく問題として話題に上がっていますし、鬼のように深刻な介護士不足を解消するためには、賃金を引き上げるという方法しか残っていません。
そしてなにより、厚労省が介護報酬を引き上げたくてウズウズしている事がニュースを見ていて分かります。うずらの卵を食べながらウズウズしています。
問題は、財務省が全集中で介護報酬を引き上げたくない構えを見せているという事だけです。(縄文土器の出番か!?)
でも財務省が何を言っても、介護士不足を解消しなければ、そもそも国がもたないので、介護報酬は引き上げざるを得なくなるだろうと予想しています。
介護士の平均賃金が他産業の平均賃金を大きく上回る事は無い
ただ、大前提として、介護士の平均賃金が他産業の平均賃金を大きく上回る事は絶対にありません。なぜなら、介護報酬は税金で賄われているからです。介護報酬が超絶に上がるという事は、国民の支払う税金も超絶に上がってしまうという事になりますからね。
つまり、介護士の賃金が上がるとしても、他産業の平均賃金に並ぶか、若干追い越すかという所までという事です。
ここでこちらのツイートをご覧下さい↓
介護士の賃金は他産業平均と比べて10万低いとかってニュース、よく見ると思うんですが、そのうち他産業平均に追いつくと思う。
— ハレくん (@harekunoku) 2020年11月9日
ただ、他産業平均が今よりも10万低くなって、『結果的に追いつく』という地獄パターンもあり得る。日本人の賃金は15年間下がり続けてる。
このツイートを見てもらえると分かると思うんですが、介護士の平均賃金が10万円上がって、他産業の平均賃金に追いつく可能性よりも、介護士の平均賃金が5万円上がって、他産業の平均賃金が5万円下がる可能性の方が高いんです。
そして、平均賃金が他産業と並んだ時点で、他産業の平均賃金がまだまだ下がっていくようであれば、それにつられて介護報酬もまた下がっていきます。
結論、この先、短期中期の目線で見れば、介護士の賃金は上がっていくが、長期目線で見ると、下がっていく可能性があるという事です。介護業界の問題というよりも、国レベルの問題です。
だから今、『介護報酬だけに頼ってはいけない』とか、『個人で副業を始めるべき』みたいなメンドクサイ流れになっているんです。
賃金が下がり続けている理由
なぜ15年間も賃金が下がり続けているかって、理由は色々言われてますけど、最も大きな要因は、シンプルに働く時間が短くなったからだと思います。
昔は休みなんて無かったと聞きますし、暗黒物質級のブラック労働は当たり前な、仕事最優先時代だったので、それだけ働けば稼げて当たり前っちゃ当たり前ですよね。
でも、いくら稼げてもそれじゃダメでしょという事で、今のような、年間休日100日以上は当たり前で、仕事以外の時間も大切にしようみたいな時代に徐々になっていった訳です。多分、これからもっともっと、仕事をする時間は減っていくと思います。
仕事をする時間が減るという事は、当然収入も減るという事なので、賃金が下がっていくのは理にかなってますよね。
ここまで聞いて、『いやいやハレくん、AIやテクノロジの力を使って、働く時間を短縮するんだよ。働く時間が減っても生産性は変わらないから、賃金は下がらないよ』と思った方、甘え過ぎです。圧倒的甘え。ザラメ。角砂糖。オリゴ糖。
『AIやテクノロジを導入した事で、生産性は大幅に上がり、働いてもらう時間は少なくなりましたが、人件費はそのままの金額をお支払いします』みたいな企業が存在すると思いますか。
あり得ないですよね。メロンにマヨネーズかけて美味しいって言ってる奴くらいあり得ないです。仕事が減れば、賃金は確実に減ります。
貧富の差が広がる
しかし一方で、めちゃめちゃ稼ぐ人もポンポン出てきます。AI作ってる人とか、個人でビジネスやってる人とかは、稼ぎやすい時代ですからね。
介護士の賃金は今後上昇していくけど、もっともっと長い目で見ると、会社からの給料だけでは厳しい時代になるだろうなと。貧富の差がえげつない時代になっていくんだろうなという結論です。
とは言え、今から何かやっとけば余裕で間に合うので、少しづつでも何かを始めてみてはどうでしょうか。
最後に
皆さん割と見落としがちな事を言うんですけど、たとえ介護報酬が上がっても、それを賃金として還元してくれる事業所で働いてないと、介護報酬が上がる意味ないですからね。
介護報酬だけに依存していない収入源がある事業所で働けると尚良いですね。個人でビジネスやる手間が省けます。
なによりも働く場所が最も大切です。信用できない会社にお勤めの介護士さんは、早めに辞めておく事を心の底…いや、マリアナ海溝の底からオススメします。
おやすみメロンにマヨネーズかけて食べる人。
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