こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
介護士が夜勤に行きたくない理由ランキング1位と言えば、連続コール対応ですよね。
夜勤中、同じ利用者さんから、数分置きにコールで呼ばれる事があると思います。一度や二度なら快く対応できるんですが、30回40回と連続で呼ばれると、「血気術!爆血!!」って叫びたくなりますよね。
僕がグループホームで夜勤をしていた時代に、高橋名人の如くコールを連打する利用者さんが居たんですが、ある対応をする事で、その利用者さんがコールを押さなくなったので、今日はその対応を皆さんにも共有していきたいと思います。
では行こう。
なぜコールを連打するのか
特に用事も無いのに、何度も何度もコールを押して介護士を呼ぶ利用者さんが、なぜコールを連打するのかを先ずは考える必要があります。
その理由によって、的確な対応が変わるからです。
今日お話する内容は、不安だからコールを押す利用者さんに効果的な対応方法です。
身体的に衰えている利用者さん、特に寝たきりの方なんかは、夜に1人で居室にいる事が怖くてたまらなくなる事があると言います。
『何かあった時に動けない』という恐怖心が、コールを押して人を呼ぼうという行動を起こすんです。
僕の場合、ゴキブリが出た時の恐怖心が、利用者さんを呼ぼうという行動を起こす事がありました。
要は、安心したいからという理由で、コールを何度も押してしまうケースがあるんですね。
人は不安な時に眠れない生き物なので、不安でコールを連打する利用者さんは、安心できるまでコールを押し続ける事になります。
つまり、コールを止めるためには眠って頂く必要がある訳ですが、眠って頂くためには、安心して頂く必要があるという事です。
利用者さんに安心感を与える夜勤中の対応
どうやって安心させるのかという事ですが、僕がやっていた対応は、利用者さんのベッドの横にベンチを運んで、そこで寝るという対応でした。正確には寝たフリです。
認知症がある場合なんかは、その都度声かけをするとかでは安心されませんからね。リアルタイムで利用者さんの目に入る所に存在する必要があります。
ただ、この対応には1つ問題があって、居室を締め切ってしまうと、他の利用者さんがホールに出てきた音や、センサーマットが反応した音が聞こえず、事故が発生してしまう可能性が上がります。
とは言え、利用者さんのプライバシーを確保する必要もあるので、ドアを開けっ放しにするのも微妙です。
この問題、僕はどうしたかと言うと、突っ張り棒で、ドアの所に簡易的にカーテンを付けました。
これで、ドアを開けっ放しにして、他の利用者さんの事も気にかけつつ、高橋名人の居室のベンチで寝る事ができます。
横で寝ていると、当然コールを押す事は無くなり、次第に眠気もやってきて、入眠されます。
利用者さんが入眠されたら、ドアを閉めて退室すればOKです。
コール連打の行動が、不安から来ている場合で、この方法が有効そうな利用者さんには是非試してみて下さい。
NGな対応
不安が引き金になって、コールを連打している利用者さんには、絶対にやってはいけない対応があります。水道水の中にメダカを投入するくらいやってはいけない事です。
絶対にやってはいけない対応とは、対応しない事です。
『何もないだろう』と思って、コールを切って対応しないという事は絶対にやってはいけません。
それをやってしまうと、利用者さんの不安は更に大きくなり、ベッドからの滑落事故に繋がってしまう場合や、昼夜逆転開始のキッカケになってしまう場合があるからです。
対応しないという選択をすると、後で、誰得でも無い事が発生してしまう確率がグンと上がってしまうので、不安解消に繋がる何らかの対応は必ずするようにしましょう。
最後に
コールのボタンをポチッと押すと、ベッドの下からゴーーッッと火を吹いて、ロケットのようにベッドが宇宙に飛び立っていく。そんな妄想をしてしまった事があります。
あのコールのボタン、何かしらを発射するボタンにしか見えません。もしくは自爆ボタン。
中二病の僕としては、ボタンを押したくなる気持ちは痛いほど良く分かるんですが、ほどほどに、よろしくお願いいたします。
おやすみ禰󠄀豆子。
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