ランキング作成者はナンボのもんやねん。
こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
先日、『底辺の職業ランキング』なんてタイトルの記事が、大炎上通り越してガス爆発してたんですが、皆さん見られましたか?
ソース↓
就活情報サイト「底辺の職業ランキング」に批判殺到 12の職を羅列...運営会社は削除し「事実関係を確認する」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
そのランキング結果がコチラです↓
介護士も入っちゃってますが、実際無くなると自分も困るであろう仕事ばかりで、そんな仕事をよく底辺だなんて言えるなと、批判されてますね。
僕は自分の事も介護士という職業の事も底辺だと思った事はないですが、ネット上ではよく、底辺扱いされているのを目撃します。家政婦は見てます。
『底辺の職業ランキング』なんて、フザけてはいますが、その記事に対して共感している人も実は多くいるはずです。
口には出さないけど、実際そうだよねって思っている人が多い事を分かっているから、書く人はあんな記事タイトルにしてるんです。
という事で今日は、介護士が底辺職という印象を持たれる要因について話していきたいと思います。
では行きましょー。
一部の層に仕事として認められていない
最近そうでもないですが、昔の介護業界は綺麗事のオンパレードでした。
「この仕事はお金じゃない」
「利用者様のためなら自己犠牲も受け入れる」
みたいな、介護の仕事を、仕事という括りから自ら外そうとする、ビリリダマが沢山いました。いや、マルマイン。
世間に対しても、そういうニュアンスで発信されている事は多いですよね。
私たちは、「ありがとう」の一言があれば頑張れます。
みたいな。
そういうスタンスなので、世間の人の介護士に対するイメージが、仕事という枠に収まりきっていない節があります。
仕事は仕事だけど…という感じで、一部の人に仕事として認められていないという現実がありますよね。
実際は介護の仕事も、必要なサービスを必要な人に、専門的な知識を持った上で、お金を貰いつつ届けているだけで、なんら他の仕事と変わりはありません。
それを、無償の愛のように表現する人が多くいるから、人としては認められても、仕事としては認めてもらえず、介護士という職業が社会的評価の低い原因になっちゃってるんじゃないかなと思うんです。
恋愛で言うところの、『良い人止まり』状態。
介護士が社会的地位を確立するためには、先ず第一に、お金を貰って専門的なサービスを提供しているという意識で働く事が大事なんじゃないかなと。
人間性は、その土台の上で評価してもらうべきなんじゃないかなと思うとります。
理不尽な労働環境
これも改善傾向ではありますが、理不尽な事は確かに多い業界です。
例えば、介護士が利用者さんに殴られて怪我をしたなんて事実は、もみ消されている場合が殆どです。
利用者さんに暴力を振るわれた事が原因で介護士を辞めていった人を何人も知っていますが、そういう人たちは、殴られたという物理的な事が要因で辞めていくのではなく、精神的にショックを受けて辞めていきます。
そしてその大半が、心の優しい人です。
介護業界は精神疾患になる人が最も多い業界という調査結果も出ているわけなので、こういった問題を抱えている限り、介護の仕事に魅力を感じる人は増えませんよね。
(現在は厚労省が動いています)
そして世の中には、こういった現状に対して、『介護士は底辺の仕事』と解釈している人もいますよね。
最後に
モラル的な話は置いといて、社会的地位を確立できていない事と、労働環境の整備ができていない事は、介護の仕事が底辺だと言われる原因の一端になってますよね。どちらも改善傾向ではありますが。
何の仕事でもそうですが、一生懸命仕事してる人は側から見ててカッコ良いです。色んな意味で可能性も秘めています。
底辺とか言って他人の仕事を見下して余裕ぶっこいてる状態が1番危険です。下を見てるつもりでいると、自分が頑張る必要性を見失っちゃって、ドゥドゥン周りに追い抜かれていくんですよね。
でも多分、上とか下とか見てる内って、幸せでじゃないです。
毎日呑気に生きていきたいなら、上下じゃなく前を見て進むべきです。
それでは今日はこの辺で。
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おやすみ橋本真也。
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