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【介護士】利用者の介護拒否確率が下がる言葉の使い方【ベネフィット】

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こんばんは。介護福祉士のハレくんです。

今日も介護士さんの戦闘力が上がる内容でお送りしていきたいと思います!

セールス力=介護力

利用者さんから介護拒否を喰らう事は多々ありますよね。入浴拒否だったり服薬拒否だったりラジバンダリ、色々な拒否のバリエーションがあります。

介護拒否をゼロにする事はできませんが、介護士側の対応によって減らす事はできます。

利用者さんの対応が上手い人ほど介護拒否を喰らう確率は低い訳ですけども、その確率が下がる要因のひとつに、セールス力があるかというのがあると思います。物を売る能力です。介護も商品ですからね。くれぐれも壺は売らないでくださいね。

このセールス力について面白い話があるので、今日はそれを皆さんに共有していきたいと思います。

早速行こう。

急にバカ売れした本の話

『思考の整理学』というベストセラー本があるんですが、この本、発売から20年間で約17万部売れていました。

2007年に帯のデザインを変更しているんですが、その帯に、『もっと若い時に読んでいれば…そう思わずにはいられませんでした』とのキャッチコピーを入れたところ、その日から1年半で売上が51万部を突破したんです。

20年間で17万部の本が、帯にキャッチコピーを入れただけで一気に売上が51万部になるなんて、言葉の力を思い知らされますよね。

更に2009年、帯のデザインが再び変わり、この時に使われた帯のキャッチコピーは、『東大・京大で1番読まれた本』になりました。

すると更に売れて、なんと売上100万部を突破してしまいました。(エグい)

キャッチコピー次第で、『本を買おう!』と思う人が爆発的に増えるという事なんですよね。言い方って大事。

キャッチコピーは商品やサービスを魅力的に見せるための短いフレーズの事なので、介護業務で言うところの言葉かけ(声かけ)です。

介護も商品

入浴介助とかのサービスも商品です。我々介護士は日々入浴介助を売っています。とは言うても浴室の前で「ぃらっしゃいやせー!!」と叫ぶのだけはやめて下さい。

入浴介助を売りたい時に、どんな言葉を使うかによって売れやすくなったり売れにくくなったりします

本を売りたい時のキャッチコピーは大衆向けになるので1つ考えれば良いですが、介護の場合は利用者さんに対して1対1でセールスを行うので、利用者さんごとに効果的なキャッチコピーをその時の気分や雰囲気に考慮しながら考える必要があります

例)

例えば、利用者Aさんが居て、Aさんはいつも入浴を嫌がりますと。このAさんが、肩こりや腰痛、膝の痛みに悩まされていた場合、入浴に誘う時の言葉かけは、入浴には肩こりや腰痛、膝の痛みに効果がある事も伝えると拒否される確率は下がります実証済みです。

ベネフィットを伝える

ビジネス界隈ではよく、「ベネフィット」という言葉が使われますがこの言葉の意味は、その商品を購入した人の未来がどうよくなるかの事です。

さっきの入浴介助の例で言うと、「肩こりや膝の痛みが良くなる」というのがベネフィットです。(温かくなり血行がよくなるのがメリット)

ドラゴンボールで言うと、界王拳を会得するとナッパとベジータを倒して地球の平和が保たれるのがベネフィットで、戦闘力が上がるのがメリットです。(どうしてもドラゴンボールに例えたい人)

介護でもなんでもそうですが、フレーズが相手のベネフィットに突き刺されば商品は売れやすくなります

利用者さんのニーズを考えて、その方に合った強烈なキャッチコピーを考えて、ベネフィットを伝えて、介護拒否を減らしていきましょう。

最後に

他業界の人たちが勉強してる事って、なんでもほぼ確実に介護の仕事に活かせます。介護の仕事って全ての分野に関わりがありますからね。生活全般なので。メンドイ仕事です。

という事で以上です。おやすみナッパ。

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