こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
直近の介護業界ニュースで特に注目されたのが、訪問介護の基本報酬が引き下げになるというニュースと、外国人材の訪問介護を容認しようという2つのニュースです。
ソース貼っときますね↓
訪問介護の報酬引き下げ ヘルパーの団体が国に抗議文 「誇りを傷つける。目指す姿と全く正反対」 | 介護ニュースJoint
外国人材の訪問介護を容認へ 厚労省検討会、研修の充実など前提に（福祉新聞） - Yahoo!ニュース
ヤバない？
そもそも国が外国人材の訪問介護をNGにしていた理由って、文化の違いや言葉のニュアンスの違いがある事などを考えると、どうしてもサービスの質が下がってしまうからという理由なんです。
それをOKにして、オマケに訪問介護の報酬を引き下げようなんて、サービスの質を下げて外国人介護士に安い賃金で働かせようって事じゃないですか。
こんなの外国人材の方にも失礼ですよ。足元見やがって。カタコトで「ナメンナヨ」って言われても仕方ありません。
ほな死ねっちゅうんかえ
訪問介護の基本報酬を下げる事に関して国は、「訪問は利益率が高いから」とか言うてましたけども、これも大概にしてくれと。（誰かダイナマイト持ってきて）
介護事業で高い利益率を出すって難しいですから、少しでも利益率が高くなるようにこれまで業界が頑張ってきた訳じゃないですか。
それで利益率が上がったら報酬を下げられるって、ほな死ねっちゅうんかえという話です。
賽の河原在住の鬼もこう言うと思いますよ。
「お前ら鬼やな」
誰が言うとんねんって話ですけど、鬼よりも鬼。
逆ー！
あともうひとつ突っ込み所があります。
国はこれまで口酸っぱく、「これからは在宅介護だ！」「介護は質だ！」と言ってきました。ケアマネ研修があまりにも負担という意見が出た時も、「質を保つ上で重要」みたいなコメントを出してました。
そうなんです。言ってる事とやってる事が全部逆なんです。
究極Vモンキーなんです。
ただ、介護士不足もそうですが、高齢者が増え過ぎているという事実も実際あります。問題解決が難し過ぎて国も迷走気味になっちゃうのかなとも思うんですけど、究極Vモンキーだけは本当にやめて頂きたい次第です。
質が下がるとどうなるか
介護サービスの質が全体的に下がるとどういう現象が起こるかというと、向上心のある介護士さんが介護業界を去っていくと思うんです。好きで介護の仕事やってる人は楽しくなくなるんですよね。
介護業界には仕事がバイブルみたいな人も沢山いて、レベルの高い優秀な介護士さんが多く居ますけど、そういう人にとって自分が身につけてきた能力を発揮できない環境って地獄なんです。
部屋の片隅に落ちているタマゴボーロは、本当は食べてもらいたかったはずなんです。食べてもらえずに部屋の片隅でじっとしているくらいなら、掃除機で吸い取ってもらった方がまだマシじゃないでしょうか。
そんなタマゴボーロのような気持ちになる優秀な介護士さんが沢山出てくるんです。（例えが壊滅的に下手）
要は、質の低下が更なる質の低下を呼ぶという事です。（最初からそう言え）
なので、『質を下げよう』という流れになって非常によろしくない未来がやってくるのではないかと感じます。
最後に
訪問介護の基本報酬が引き下げになる事について日本医師会が「訪問介護が機能しなくなったら在宅医療ももたんよ。流石にヤバくないか。」みたいな感じのコメントを出してくれていて、なんか嬉しかったです。（小学生並みの感想）
医師会の影響力ってHIKAKINくらいありますから、そういう所がこういうコメントを残してくれるのは嬉しいですし、本当に頭の良い人たちが訪問介護の基本報酬減に対して懸念を抱いているという事で、愚策感が強くなりますよね。
HIKAKINさん本当にありがとう。
という事で以上です。おやすみ粗品。
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