{ニャー
こんばんは。ハレくんです。
先日近くの介護事業所の社長さんと話す機会があったんですけど、その社長さんがこんな事を言っていたんです。
「それほど人材不足では無いが、介護職員をどんどん増やしたい。誰でも良いから来てほしい」
提供するサービスは低クオリティで構わないと言ってます。今日は、その社長の経営的な狙いについて書いていきたいと思います。
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誰でも良い発言について
上の介護事業所のように、人材レベルに一切配慮せず誰でも入職させる介護事業所、少なくありませんよね。頑張ってるけど仕事が出来ない…とかじゃなくて、初めからヤル気無く利用者への態度も悪い最悪の人材。
悲しい事に、他の業界では絶対に通用しないような人が、介護業界には普通にいたりするんです。こうなってしまうのには理由が2つあります。
理由①
シンプルに人手不足。説明するまでもありませんが、介護業界は今ウルトラ売り手市場。猫の手も借りたい状況なので、猫以下の人材が入ってくるという現象が起こります。低質な介護職員よりも猫がいてくれる方がよっぽど仕事が捗ると思うのですがいかがでしょうか。
理由②
介護事業所の生かせ屋化。生かせ屋とは、利用者をただ生かせておけば良いと思っているという事です。
利用者の生活の質は無視して、ただ生きる為に必要な身体的な介護だけやっていても介護報酬は振り込まれる。←こんな考え方で経営をしているから、「誰でも良い」という言葉が飛び出すわけです。
実際、これから介護士不足は更に加速し、20年後には80万人もの介護士が不足するとも言われています。80万人ですよ。チャンネル諸島とモンテネグロの人口を足した数ほどの人材が不足するんです。(なんという分かりやすい例え)
今後介護士の仕事にクオリティーなんて求めている場合では無くなり、安楽死制度なんてものも無いから利用者はただ生かされる事になるだろう。優秀な介護士なんて必要ない。みたいな考えの経営者、多いと思います。
そんな経営者に言いたい事
今後介護業務の中でもAI化ロボット化は多少進むでしょうし、ロボット化により職を失った人達が介護業界に流れてくる事を考えると、予想ほどの人材不足にはならないと思います。浅い所から導き出した未来予想はまず実現しません。
それに、僕ら介護士は自分達の未来を作っています。低質な人材を集めて低質なサービスを提供するという事は、将来自分達もそういったサービスを受ける事になるという事です。ゆっくりとした自爆ですよ。
高齢になった時、生活の質が著しく低下する未来が見えるクソみたいな国にしたいんですか?あっ、それまでに海外移住する気なのかな。
最後に
この業界、人材にはとことん拘るべきですよね。何も変化せず今のまま行くと、国民全員老後暗いですよ。未来を悲観しながら生きていくのは嫌(小並感)。そうならない為に、介護報酬の引き上げについても訴えていきたい。
介護福祉士養成校の入学者が過去最少らしい。介護士を増やしたいなら、介護福祉士として10年勤続で賃金8万アップよりも、3年で4万、6年で7万アップみたいな方が多分マシ。
— ハレくん (@harekunoku) 2018年9月10日
早めの引き上げお願いします。
おやすみなさい。
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