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こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
見ないでって言われると見ちゃいますよね。
見るなと言われると見たくなる。触るなと言われると触りたくなる。押すなと言われると押したくなる。これが人間であり、ダチョウ倶楽部です。
鶴の恩返しの鶴も、「決してのぞかないでください」とおじぃさんおばぁさんに言い放ちますが、おそらくあれはフリです。
今日は、こういった人の心理現象を介護士が仕事に活かす事ができるだろうか―という事を考えていきたいと思います。半分ふざけた内容でお送りします。
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この心理現象には名称がある
この心理現象、カリギュラ効果というらしいです。名称がつくほど禁止されている事をやりたくなるように人間はできているんですね。
このカリギュラ効果、介護テクニックの一つとして使えそうじゃないですか?主に介護拒否のある利用者さんに良い効果を発揮してくれそうな気がします。
カリギュラ効果は介護現場で活用できるか
例えば入浴拒否が酷い利用者さんですが、入浴に誘えば誘うほど拒否がヒートアップしていくパターンあるじゃないですか。
そんな時、「お風呂に入りたくないのに無理に入る事ありませんよ。絶対に入らないで下さい」と声かけしてみるとどうでしょうか。
………入らないですね。
入りません。そんな事で入浴してもらえたら介護士の苦労はありませんね。失礼しました。
次のパターンを考えてみましょう。
激しく帰宅願望を訴える利用者さんに、「早くお帰り下さい。帰るべきです。お気をつけて」と声かけしてみるとどうでしょうか。
…帰っちゃう。
ダメだ本当に帰ってしまう。うかつに「お帰り下さい」なんて言うもんじゃないですね。大変失礼しました。
次。
いつも夜間にコールを連打する利用者さんに、「いくらでもコールでお呼びください。最低でも50回は絶対にコールして下さい」と言ってみるのはどうでしょう。(今度こそッ)
………100回鳴る。
コールが100回鳴ります。夜勤の介護士さん鼻血出してぶっ倒れちゃいますね。「最低でも50コールして下さい」なんて口が裂けても言っちゃいけねぇ。
結論
介護現場ではカリギュラ効果は逆効果です。介護職員の首を絞める効果です。使用不可とします。
最後に
介護士の仕事が少しでも楽になれば良いな―なんて事を考えながら書いてましたが普通に使えませんね。ただ状況が悪化する事態が脳内で鮮明に思い浮かびました。
帰宅願望があり不穏な利用者に落ち着いてもらう為に嘘も交えながら声かけを行ったが上手くいかなかった場合、年の功発動で嘘を見破られてます。嘘をついている感覚で嘘をつくと声かけは失敗します。
— ハレくん (@harekunoku) 2018年9月30日
やはり介護現場では、良い意味で相手を騙すテクニックが最も求められるのかもしれません。
カリギュラ効果に期待して、財務省に『次の介護報酬改定では報酬を絶対に下げてください』と訴えてみるのはどうでしょうか。
おそらく大幅に下げてきます。
カリギュラ効果、介護業界においては無価値です。
おやすみなさい。
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