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【介護士】利用者の介護拒否を封印できる心理学について【認知的不協和】

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こんばんは。介護福祉士のハレくんです。

 

今日は、認知的不協和の心理が介護現場で活用できそうですという事について書いていきたいと思います。

 

 

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認知的不協和の心理とは

認知的不協和とは、人が2つの矛盾を抱えた時に覚える不快感の事で、その不快感を解消する為に、片方の矛盾を無理矢理正当化しようとするというものです。

 

語彙力…

 

説明が下手くそ過ぎて分かりにくいと思うので、具体的な例を挙げて説明します。

 

例えば、友人に美味しい店があるとランチに誘われて行ったのが、パスタのお店だっとします。本当はパスタではなくラーメンを食べたい気分でしたが、せっかくの友人の誘いなのでパスタを食べる事にしました。しかしそのお店には行列ができていて、1時間待ちだと言われてしまいました。

 

こんな時、腹ペコなのに待たされるという矛盾食べたくないものを食べるという2つの矛盾が同時に発生しますよね。このような状況に陥った時、本当はパスタの気分ではないが、1時間も待つような人気の店のパスタなら食べてみたいかもという心理になる人が多いと思います。

 

2つの矛盾に耐えられなくなり、無理矢理パスタを食べたい気分に持っていこうとするんです。これが認知的不協和の心理です。

 

認知的不協和の心理を介護現場で活用してみよう

この認知的不協和の心理、介護士が仕事で活用できるんじゃないかなと思ったんですよね。

 

例えば、雑な例ですけど、入浴が嫌いな利用者さんに、「〇〇さん、今お風呂に入りたい方が続出しているので、空くまで1時間お待ち下さい」と声をかけたとします。すると利用者さんは、

 

「はぁ?」

 

こうなりますよね。そもそも入りたくねぇし、1時間待ちってどういう事やねんと。待つのも嫌だし、風呂に入るのも嫌だわと。

 

そうなった時に、認知的不協和の心理が発動して、ここのお風呂はそんなに人気があるのか…入っても良いかな…ってなる人もいると思うんですよね。

 

他の例で言うと、いつも服薬を拒否される利用者さんに対し、ダミーの薬と処方されている薬を用意して、「こちらの苦い薬と、こちらのそんなに苦くない薬、どちらも同じ効果がありますがどちらを飲まれますか?」と声をかけたとします。

 

すると利用者さんには、苦い薬も飲みたくないし、苦くない薬も飲みたくないという認知的不協和が発生しますよね。

 

そうなれば、そんなに苦くない薬があるなんてラッキーじゃないかと、処方された薬を飲んでも良いかなという心理になるかもしれません。

 

認知的不協和の心理、介護士は活用してみる価値ありそうですよね。僕も現場で活用していきたいと思います。

 

最後

認知的不協和の心理は、介護拒否中が起こった時に使うテクニックではなく、そもそも介護拒否を起こさない為のテクニックですよね。上手くいけば、本来ある筈の介護拒否を封印できると思います。

 

介護福祉士試験に最も取り入れるべきは、心理学じゃないのかなぁなんて思う事も多々あります。僕は心理学について調べるのが好きなのでよく調べるのですが、介護士さんが活用できそうな心理テクニックが沢山あるんですよね。

 

介護士やってると勝手に心理学的な知識はついてきますけどね。心理学的な知識だけではなく、人体的な進化を遂げる事ができるのも介護士の仕事の魅力です。

 

 

耳だけ起こして寝られる介護士さん絶対多い。(僕もその内の一人)

 

おやすみなさい。

 

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