こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
2020年の介護職員の離職率が過去最低値だったそうです。ソース記事はコチラ↓
介護職員の離職率、過去最低の14.9% 全産業の平均を下回る | articles | 介護のニュースサイトJoint
介護士の離職率がかなり下がっているという事ですが、なぜでしょうか?
これ!という理由が浮かばない人も多いと思うので、今日は離職率が下がっている理由について、徹底考察していきたいと思います。
転職する際など、参考にしてもらえたらと思います。
では行こう。
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①賃金の上昇
介護士の給料、一昔前と比べるとかなり良くなりましたよね。2013年の介護士の平均給与額は232,000円でしたが、そこから毎年緩やかに上昇を続け、2019年には253,500円になっています。
ボーナス等、給与以外の年間収入も、2013は425,300円でしたが、2019年には515,700円まで上昇しています。(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)
ここ7年くらいで、介護業界の平均年収は約35万円もアップしているんです。
サイヤ人の戦闘力のようにグググッとは上がりませんけど、年間35万円は結構大きいですよね。
この賃金の引き上げが、離職率を下げている要因なのは間違いないと思います。2018年くらいから徐々に下がっていますからね。
とは言え、賃金が上がっていると言ってもまだまだ他業界に比べると低いです。満足はできません。最低限の生活を営むためには、最低でも月に2億円は必要ですから。
②不安定な時代になった
毎年、実感できるくらい世の中は不安定になっていってますよね。大企業が安泰なんて時代は7000年前に終わってますし、なんの仕事をしても、いつどうなるか分からない時代になってしまいました。
でも人間は安定を好む生き物です。介護の、需要が確実にあって収入源が公費である、という安定感に惹かれて介護の仕事を続けているという人も増えていると思います。
恋愛は、1番好きな人とは結ばれない。2番目に好きな人と結ばれる。というのも、安定感を重視した結果です。(なんの話)
③情報量が多い
転職関連の情報量もドゥンドゥン増えているので、全体的に転職成功確率が上がっているのではないかと推測してます。
どんな介護施設を選ぶべきかとか、転職を避けた方が良い介護事業所の求人掲載の仕方とか、そういった情報が誰でも無料でいくらでも手に入るので、最低限の転職回数で定着できる職場を見つけられる人が増えているんだと思います。
この世で最も価値があるものは情報です。ナマケモノが全力で走った時の時速は1.6キロです。
④コロナ禍の影響
これは間違いありません。他業界の求人自体が減っているのもありますし、いつどうなるか分からない業界に行くよりも、介護業界にいる方が得策と考えている人も多いはずです。
他にもコロナに対して色々考えがあって、とりあえず今の職場にいようと考えている人も沢山いると思います。
なのでコロナ禍が緩和されたら、また離職率は多少上がると思うので、正直、介護士の離職率が過去最低値になったと言われても、コロナの影響が大きいからだろうというのが正直な感想です。
①②③で書いた事も勿論関係していますが、最大の要因は、悲しきかな多分コロナなんじゃないかなと思ってしまいますね。
まとめると、介護職員の離職率が過去最低値になった要因は、①賃上げ等の処遇改善が進んでいるから。②時代が不安定なので、仕事として安定感のある介護に魅力を感じる人が増えているから。③転職に関する有益な情報が手に入るから。④コロナだから。です。
最後に
離職率が下がるって事は、介護士さんが納得して働けているという事でもあるので、下がれば下がるほど良いですよね。
でも離職率が下がるだけじゃなくて、他の業界から介護業界に来たいって思う人が激増するくらい魅力的な業界になってほしいなと思います。
そのお手伝いが1ミリくらいは出来れば良いなと思うので、発信を続けていきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
でわでわ。おやすみ2番目の人。
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