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【夜間帯の人員配置基準緩和】介護士の方は早めに分身の術を会得しておいて下さい

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551があるとき↑

 

こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

最近、介護施設の介護士の人員配置基準を緩和しようとする動きがあるのは皆さんもう知ってると思うんですが、この度国は、夜間帯の介護士の人員配置基準を緩和しようとしてます。

 

ソース貼っときますね↓

介護施設の夜間の人員配置基準、更なる緩和を検討 厚労省「広げる余地ある」 実証スタートへ | articles | 介護のニュースサイトJoint

 

このニュースの内容をザックリ説明しますと、「夜間帯で、見守り機器やインカム、ICTを活用し、介護士の負担軽減が明らかになれば、介護施設の人員配置基準の緩和に向けた具体的な検討を進めます」と厚労省が言っているというニュースです。

 

このニュースを見た時の僕の率直な感想は、『お国は何がしたいんだろう』でした。

 

「魅力のある業界にして介護士不足を解消する」みたいな事を言ってみたり、数千円賃上げしてみたり、給付費カットしようとしたり、人員配置基準緩和しようとしたり、この人ら一体何がしたいんでしょうか。

 

将棋の駒の『歩』をひたすら上下させてるようにしか見えません。

 

551の豚まんが有る時と無い時をひたすらやってるようにしか見えません。

 

忙しそうです。

 

そもそも夜勤人員に余裕のある施設は少ない

今回のニュースに関しても突っ込み所が満載でして、まず、夜勤の人員に余裕がある介護施設なんて殆ど無いでしょうと

 

現段階で人員に余裕のある施設なら、今回の国の取り組みによって夜勤者の人数が減ってもなんとかなるのかもしれませんが、大体の施設が夜勤はギリギリの人員で回してますよね。これだけ介護士不足と言われている世の中です。

 

そんな、ギリギリの人員で回している施設が、更に人員を減らしたらどうなるかって、介護士が分身の術を会得するための研修を導入する必要性が出てきます。これは物凄いコストがかかってしまいます。

 

または、上半身と下半身を分離させて、上半身にはフロアAの対応を、下半身にはフロアBの対応を。みたいな、器用な事をする必要があります。

 

そんなエグゾディアみたいな事はできません。

 

介護士不足のまま行く

つまり今回厚労省がやろうとしている事は、現状余裕を持った人員配置で夜勤業務が行われている介護施設の夜勤者の数を減らすための取り組みであり、国は、介護施設の介護士の人数に余裕を持たせる気が無いんです。

 

「夜間の人員配置基準が緩和されたからって、人員に余裕を持たせた体制をとるのは施設の勝手じゃないの?」

 

と思った方もいると思うんですが、おそらく、余裕の人員分の介護報酬は実質カットになります。まず間違いなく。そうじゃないと、この取り組みをやる意味が本当に無いですからね。

 

某牛丼チェーン店の事もあって、これだけ夜間帯や早朝のワンオペ業務が問題視されている最中にこんな事を言い出すもんで、本気出してきた感があります。衝撃に備えましょう。

 

でもまぁ、チャンスもこんな時くらいしか掴めないのも事実。色々考えていきましょう。

 

圧倒的愚策

人員基準を緩和すると、ケアの質は間違いなく下がりますが、それは置いといても、愚策になるだろうと思ってます。

 

先日Twitterで行ったアンケートがあるので見てみて下さい↓

 


578票入ったんですが、介護施設の人員配置基準が緩和されたら介護士を辞めたいと答えた方が半数以上でした。

 

この感覚は現場で働いてないと分からないと思うんですが、現場の介護士が減ると、仕事がキツくなるだけじゃなく、やりがい的なものも無くなるので、アンケート結果を見て頂いても分かる通り、介護士を辞める人が増え、介護士になりたい人は減ります

 

絶対に愚策になるので見ておいて下さい。100ポイント賭けます!いや、120ポイント賭けても良い。よろしくお願いいたします。

 

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それでは今日はこの辺で。おやすみエグゾディア。

 

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