もう暑いって言うの飽きました。あると思います。
こんばんは。介護福祉士のハレくん（@harekunoku）です。
（試験的に、短い文字数でしばらく記事を配信する事にしています）
一昨日出ていたニュースなんですが、特養での食事中、パンを喉に詰まらせてしまい、ご利用者が亡くなってしまった件で家族が訴訟を起こし、判決の結果、『危険性は認識できたはずなのに見守りを怠った』という理由で、裁判官より2500万円ほどの賠償命令が出たそうです。
介護施設は限界までやっている
このニュースに関しては詳細が分からないのでコメントできませんが、この手のニュース何回目だ！？って話で、中には、『施設側が気の毒』としか言えないような判決もあったと思います。だって判決を下すのは、介護現場の事なんて1ミリも知らない、焼き肉焼いても家焼くなでお馴染みの裁判官（裁判所）なんですから。（それはバンサンカン）。
しかも、介護事業の制度や方向性を決めるのは国なので、国が「人員配置は3:1以上でお願いしますね」と言ったら、施設側はそれでギリギリ回るくらいの報酬しか貰えません。夜間なんて、ナルトや天津飯の力を借りずに利用者25人に対して介護士1人で対応していたりもします。介護業界は与えられたリソースで限界までやってるって事。
魔のトライアングル構造
国から25対1でやれと言われているのに、何かあればバンサンカンに「見守りを怠った」なんて言われて、数千万の損害賠償責任を負わされる可能性があるなんてキツすぎるぜ。という事で、この構造を魔のトライアングル構造と命名させて頂きます。国→介護施設→裁判官。
余談ですけど、魔のトライアングル構造のせいもあってか、介護事業のM&A（事業売却）相場って他産業と比べてめちゃ低いらしいですよ。（ボソッ）
『手取りで20万円いかない事もよくある仕事なのに、そんなリスク背負えないよ』と判断する人が多くなるのは必然なので、現状のままで介護業界の人材不足が解消する事はまずありません。介護業界を人材不足にしているのは現場を知らない権力者たちです。現場を全然知らない人間が介護業界の実権を握っているこの状況に対して、いっぺん織田裕二に怒ってもらいたい。
人が動く
介護業界をマクロで見ると黄色信号かもしれませんが、ミクロで見ると上手くいく所も勿論あります。『介護やるならアソコで働きたい』と思われる施設・事業所だって沢山あります。アソコならワンチャンあると。
そういう所がこれから更に力をつけると思うので、人材不足な事業所は更に人材不足になっていき、人気のある事業所が更に人気になっていく流れがおそらく加速します。
という事は、人の動きが活発になるという事なので、SNS経由での直接採用数や介護士専門の転職サイトの利用が爆増します。介護業界、大移動の巻でございます。もしかしたらここにチャンスがあるかもしれません。
という事で今日はこの辺で終わります。おやすみ裕二。
【退職・転職・就職を考えている方にオススメの記事↓】
これまでに紹介した介護士専門の転職（求人）サイトまとめ - 介護職員の戦闘力が上がるブログ
Twitter、公式LINE、介護士コミュニティ、YouTubeもやってます。下にあるプロフィールの所に各SNSのリンクを貼っていますので、そちらも是非よろしくお願いします。
