こんばんは。介護福祉士のハレくんです。
僕はグループホームで働いていた経験があるんですが、グループホームで介護士として働く場合、これから解説する3つのスキルを伸ばす必要があります。
今日は、グループホームで働く介護士が身につけておくべきスキルを3つ、ランキング形式で紹介していきたいと思います。
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グループホームで働く介護士に必要なスキル第3位
第3位は、コミュニケーションスキルです。
介護士をやる上でコミュニケーションスキルが必要なのは、右足を出して左足出すと歩けるってくらい当たり前の話ではあるんですが、グループホームの場合は特に重要なスキルになります。
グループホームは、同僚に対して感じの悪い、コミュニケーションがとりづらい介護士が1人でも居ると、非常に働きにくい職場になります。心理的には勿論、物理的にも。
と言うのも、グループホームは、チームワークが無ければもはや仕事にならないからです。
グループホームの利用者って、身体的にはある程度元気な方が多いと思うんですが、中には、立位がほぼとれない方や、寝たきりに近いような方もいます。
入浴介助で例えると、グループホームのお風呂って、特浴とかじゃなくて普通の風呂ですよね。THE・普通の風呂ですよね。
そんな、THE・普通の風呂での、立位がほぼとれない利用者さんの入浴介助って、絶対に1人じゃできないですよね。できたとしても、1人ではやらない方が良いです。危険なので。
そうなると、浴槽に入る時と出る時だけでも、他の介護士のサポートが必要になる訳ですが、コミュニケーションをとりづらい、感じの悪い介護士には、心理的に仕事を頼みにくいですよね。かといって1人で施行しようとすると、物理的な危険が伴います。
しかもグループホームの場合、1ユニットに3人しか勤務者が居ないなんて日もあるので、気の合う仲間とだけ協働するなんて事もできません。
今回は入浴介助に例えましたけど、グループホームで働いていると、絶対に1人では完結できない仕事に頻繁に遭遇します。
なので、職場の人間関係を良好に保つ事は必須なんです。それに、いつもの利用者さんと家庭的な生活を続けていくためにも、グループホームの介護士には高いコミュニケーションスキルが求められます。
グループホームで働く介護士に必要なスキル第2位
第2位は、危険察知スキルです。
グループホームは、身体的にはある程度元気な利用者が多いと言いましたが、あくまでもある程度です。筋力や集中力の衰えは全員に見られます。
身体の元気な人が多いから転倒リスクが低いなんて事は一切無いんですね。施設内での自由度が高く、杖や車椅子を使わない方が多い事を考えると、逆に怪我等のリスクが高い施設だと言えると思います。
でもパッと見、転倒等の心配が無いような利用者さんが多いので、素人の方から見れば、そこまで転倒等に注意しなくても大丈夫そうに思えるかもしれません。しかしそんな事は無いんですね。
筋力や集中力が衰えた高齢者は、ほんのちょっとした段差にも盛大に躓いてしまい、アクロバティックな転倒のされ方をします。
普通の人なら、「おっとっと」で済む事が、高齢者の場合、119番通報しなければならないような怪我をする事があります。延長コードの線とか、センサーマットの数ミリの段差とかでも危険ですからね。
グループホームで働く介護士の危険察知スキルが低いと、利用者の転倒リスクは跳ね上がります。掃除にしても、施設を綺麗にする事が最大の目的では無く、施設内が安全かどうかを見て回る事が最大の目的です。
グループホームで利用者が安全に生活できているのは、介護士の危険察知スキルが高いからです。このスキルは経験が長くなるほど伸びていきます。過去から学ぶ事が最も要領良くこのスキルを伸ばす方法だからです。
グループホームで働く介護士に必要なスキル第1位
第1位は、スルースキルです。
これは間違いなく1位です。
グループホームとは、認知症高齢者が住み慣れた地域で生活できるようにというのが目的で運営されている施設ですよね。利用者さんは、基本的に認知症の方になります。
認知症には、中核症状と周辺症状がありますよね。中核症状は、記憶障害や見当識障害、理解力や判断力の低下です。周辺症状には、徘徊、幻覚、暴言、帰宅願望、介護拒否、失禁、等があります。
グループホームに勤務していると、認知症の周辺症状との戦いが一日中続く事が頻繁にあります。
暴言や幻覚には上手く対応しなければなりませんし、徘徊や介護拒否に対しては、心理的なテクニックを用いながら、感情的にさせないよう落ち着いて頂く必要があります。
こんな対応、スルースキルが低い人にとっては地獄としか言いようがありませんよね。一生あやとりしか出来ない部屋に閉じ込められるくらい地獄です。
スルースキルが低いと、利用者の一言一言を重く受け止めてしまいますし、介護拒否をされる事に相当なストレスを感じる事になりますからね。
以前こんなツイートをしました↓
クソ真面目な人は、介護士には向いていないかもしれません。利用者からの心無い言葉を聞き流せずに、大ダメージを負う傾向があるからです。
— ハレくん (@harekunoku) 2020年9月2日
介護士には、ユルい部分も必要です。肩の力を抜いて仕事しましょう。僕なんて何言われてもノーダメージです。
これはグループホームの介護士さんには特に言いたい事なんですが、仕事中は肩の力を抜いて、ストレスとなる出来事をスルーできるように心がけて下さい。
スルースキル、エベレスト級に高めていきましょう。
まとめ
まとめると、グループホームで働く介護士に必要なスキルは、第3位がコミュニケーションスキル、第2位が危険察知スキル、第1位がスルースキルです。
全て重要なスキルですが、スルースキルがダントツで重要になってくるので、ストレスを右から左に受け流せるよう、肩の力を抜いて仕事に取り組んでみて下さい。
僕のTwitterやブログでも、スルースキルを向上させる情報なんかを発信しているので、チェックしてもらえたらと思います。
最後に
個人的な意見ではありますが、スルースキルが高い人は、グループホームで働くと良いかもしれません。僕はスルースキルが割と高いので、グループホームで働いていてストレスが溜まる事はありませんでした。
施設や事業所にも色々種類があるので、自分に合った施設の種類はなんなのかという事を、自己分析しつつ時々考えてみても良いかもしれませんね。
デイサービスで働いている時はストレスが溜まりに溜まってたけど、グループホームに転職してからはストレスが溜まらなくなったとか、よく話ですからね。
介護士辞めたい人も、介護士という職業が合わないのではなく、働いている施設の種類が合わないというパターンも考えられるので、一度よく考えてみる事をオススメします。
おやすみアクロバティック。
【退職・転職(就職)を考えている方にオススメ記事↓】
これまでに紹介した介護士専門の転職(求人)サイトまとめ - 介護職員の戦闘力が上がるブログ
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