こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
先日パピコを食べながら、『介護士さんはどんな事で悩んでいるんだろう』という事を考察していました。ちなみに僕はパピコをコーヒー味にするかカルピス味にするか悩みに悩んだ挙句、コーヒー味にしました。
悩みは退職理由から読み取れると思ったので、平成30年に介護労働安定センターから発表された、介護労働実態調査の結果を見てみた所、介護士の退職理由の内、5つの理由が全体の殆どを占めている事が分かりました。
という事で今日は、介護士の悩みランキング(退職理由ランキング)と、その悩みが発生しやすい理由や解決策を提示していきたいと思います。
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介護関係職の退職理由ランキング
介護関係の仕事をしていた人の退職理由と割合がコチラです↓
①人間関係に問題があった…20%
⑵結婚・出産・育児・妊娠…18.3%
(これは悩みではないので外します)
②法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があった…17.8%
③他に良い仕事・職場があった…16.3%
④自分の将来の見込みが立たなかった…15.6%
⑤収入が少なかった…15%
このような結果で発表されています。
①人間関係の悩みについて
人間関係で悩む介護士さんが多いのは、ぶっちゃけ仕事柄当然です。なぜかと言うと、介護施設は、仕事で関わるほぼ全ての人が同じ場所に集められているからです。上司、同僚、利用者、全ての人が同じ場所に居ますよね。
仕事によっては、自分と同じ部署以外の人と関わる時間が、1日の中で凄く短い場合があったり、自分の仕事と向き合う時間が多くて、常に人と関わりながら仕事を進めていくなんて事は無かったりします。
しかし介護の場合は、その場にいる全ての人と一日中関わりながら仕事を進めていくので、人間関係に問題が発生するリスクが比較的高いんです。なので、人間関係で悩む人が多くなるのは当然と言えば当然なんですよね。
解決策についてですが、パワハラ文化がある職場だったり、人間関係があまりにも複雑で、深く悩んでしまいそうな場合は音速で転職して下さい。絶対にコレが正解です。
それ以外で人間関係について悩んでいる人には、僕の考え方が結構参考になると思います。
僕は、自分の人間関係をコミュニティ別に切り分けて考えています。
『家族』『地元の友達』『地元以外の友達』『仕事関係の人』『Twitterの人』『オンラインサロンの人』という感じで、分別して捉えています。
ある意味、居場所が沢山あるという精神状態なので、その内の1つの場所の人間関係が悪くなった所で、100億の資産が90億に減った程度のダメージなんです。(現在財布の中身は9,000円)
これは、人間関係なんて悪くなっても良いや!と、周りの人の事を一切気にしないという意味じゃなく、人としての筋を通して、自分なりにちゃんとやった上で嫌われるのならまぁ仕方ないかと思える精神状態にしておこうという意味です。
その考え方でいくと、人間関係がそこまで気にならないので、誰に対しても同じような態度で接する事ができますし、自分を守るために派閥に属するなんて事が無いので、争いに巻き込まれる事がありません。多分、自分を守ろうとするから人間関係で悩むんです。
関わる人からしても、『コイツ楽な奴だな』『一緒になって人の悪口とか言わない奴だな』みたいな感じになるので、そもそも人間関係が悪くなりません。
本当に好きな人とは結ばれないなんて言いますけど、それと同じで、執着するほど上手くいかないんです。人間関係を良くしたい事に執着すると、人間関係は良くならないんです。
例えば、AさんとBさんが仲悪いとしても、僕が両者とも嫌いじゃなければ、どちらとも同じように接します。これは八方美人では無く、どちらからも嫌われる可能性があるという事を理解した上でです。
そんな感じで、自分が属しているコミュニティを切り分けて考えると、嫌われる事に対する恐怖心や人への執着心が小さくなり、逆に人間関係が良くなりやすく、悪くなってもそこまで凹まないという、人間関係無双状態になるのでオススメです。
②法人や施設・事業所の理念や運営のあり方への悩み
無償での休日出勤や残業を強要されたり、過度な福祉精神を求められたりする事が悩みになっている場合もあると思います。
ブラック企業の定義って、人によって違う事もあると思うんですが、自分がブラックだと思うなら転職しましょう。
合わない環境にいる事ほど人生勿体ない事はありません。魚が陸で生活を送るのが無理なように、環境には合う合わないがあります。
僕の場合ですと、ずっと同じ作業をする事が苦痛なので、そういう環境には行かない事を決めています。しっかり自己分析して、自分に合う環境について考えてみる事をオススメします。
③他に良い仕事があるのではないかという悩み
自分にとって他に良い仕事がある事が明確な場合は、絶対にそっちに行くべきだと思うんですが、『他にもっと良い仕事あるんじゃないかな〜』とただ漠然と考えている場合は危険信号です。
隣の芝が青く見えてるだけの可能性があるからです。
実際、介護よりも良い仕事をと他業界に転職していった人が、直ぐ介護業界に帰ってくる現象はあるあるですし、「前の職場を退職するんじゃなかった」と言っている人なんかもかなりの確率で居ますよね。
介護士辞めて違う業界に行った人、数ヶ月後にまた介護の仕事がしたくなる現象はあるあるみたいです。
— ハレくん (@harekunoku) 2021年7月13日
他の良い仕事が自分の中で明確じゃない場合は、行動する前にもう少し考えてみた方が良い気がします。
④⑤将来性や収入面の不安
④⑤は同じ類の悩みになりますね。収入の面や業界的な面で、将来性が見込めないと悩んでいる人も多いみたいです。
腰を痛めてしまうと介護士を続けていくのが難しくなったり、昇給の幅を考えると、他の仕事をした方が良いんじゃないかと悩む気持ちは分かります。
将来性に期待できる仕事とはと考えてみて、その業界に飛び込んでいくのも全然アリだと思います。ただ、介護の仕事には大きなメリットもあります。
AI化・ロボット化が難しいという事、確実に需要があるという事、売上が公費であるという事、絶対に必要なインフラである事を考えると、安定の極みみたいな面がありますよね。公務員のように、副業が絶対禁止という事もありません。
安定した仕事をしながら、自分の将来とリスク回避のために、自分のビジネスを少しづつ育てていくという考え方もアリだと思います。
介護士+〇〇ってかなり強いと思うので、将来性に悩んでいる人は、〇〇を考えて行動してみるのも良いんじゃないかなと思いました。
最後に
以上でござる。
人間関係・職場環境・自分の将来・収入に対して悩んでいる人が多い業界ですね。悩みをゼロにするのは難しいかもしれないですが、勉強と行動で軽減はできると思うので、悩みつつ考える事も大事だなと思います。
いつもブログを見て下さっている人には、パピコを半分こしたいくらいの気持ちがあるので、皆さんが早く悩みから解放される事を祈ってます。
おやすみパピコ。
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