こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
いきなりですが、コチラのツイートをご覧下さい↓
早ければ来年2月に介護士の賃上げ決行。月5000円〜10000円。
— ハレくん (@harekunoku) 2021年11月8日
金額的には少ないかもしれないけど、これで終わりではないでしょうし、あまりにもスピーディーで正直ビックリです。今後に期待。#ldnews https://t.co/qjldyowi6A
今月9日に開催された公的価格評価検討委員会の初会合で、介護士の賃金を月給で5000円〜10000円程度引き上げる方針で話がまとまったようです。最短で2月から。なんと3ヶ月後の話です。年内に完全な結論を出すとの事。
既にニュースでも散々言われている事なので、殆どの方が知ってるとは思うんですが、この政策に対して色んな意見があるようです。
「10,000円だと!?ふざけるな!もっと上げろ!」という意見もあれば、「素直にありがたい」という意見もある感じですね。
僕は、「早ッ!!」って思いました。
岸田総理が、『介護士の賃上げを行う』と発言してから僅か数ヶ月で、第一回の賃上げが決行されるんですから、このスピード感は凄いですよね。岸田総理が野球選手なら盗塁王狙えると思います。
確かに金額は少ないかもしれませんが、上がらないよりは良いですし、その先に期待できそうだなという気持ちにはなりました。多分これで終わりではないでしょうからね。これで終わりだったら中々ヤバい。
パートや派遣の人の賃金も上がる?
賃上げされるのは正社員だけじゃないのか?という疑問もあるみたいなんですが、それは無いと思ってます。(言い切る事はできません)
現状の処遇改善加算の対象者も、雇用形態や資格の有無は問われませんし、「今回賃上げされるのは正社員だけです」なんて、明らかに、誰が見ても不公平極まりないような事は流石に言わないでしょうと。
ケアマネや生活相談員は?
ケアマネさんや生活相談員さんの賃金も上がるのか?と気になっている方も沢山いると思うんですが、コレについては、上がらない可能性もあると思ってます。
現場の介護士の賃上げがされるなら、本質的には同じ事をやっている相談員さんやケアマネさんも上がって当然だと思うんですが、岸田総理、「現場で働いている方々の」という所を強調していたような気がしたのが気になる所です。
なので、処遇改善加算のように、実際に介護の業務を行う介護職員に限定される事はあり得ます。現場との兼務の場合は賃上げ対象になるでしょうけどね。50%50%です。
事業所に中抜きされない?
賃上げが行われても、事業所が中抜きするかもという不安を持っている方も多いみたいです。
これはあり得ます。今までもそんな事があったから、今こういった不安の声があがってるんでしょうからね。
お金が一旦事業所に振り込まれるのは致し方ないので、還元されなければ、厚労省に直接電話しましょう。普通に電話出てくれます。
これから起こる逆転現象
僕が発信を始めた頃、『介護業界に逆転現象が起こる』みたいな事をずっと言ってたんですが、本当にそうなりそうな予感がしませんか。
逆転現象というのは、今までは、相談員になりたい、ケアマネになりたいという現場の介護士さんが多かったと思うんですが、これからは、
ケアマネや相談員が、現場の介護士になりたいと思うような状況になるんじゃないかなという事です。
介護福祉士よりケアマネの方が取得難易度が高いのに、そんなのはオカシイ!と、思う方も多いと思うんですが、収入の大小を決めるのはそういう事ではないですよね。
物やサービスの価値には均衡価格というものがあります。
均衡価格とは、需要量と供給量が一致する点の事です。
売る物の供給よりも需要が少ないと、売れ残るので価格は下がりますが、 需要よりも供給が少ないと、数が足りなくなるので価格が上がりますよね。
介護士の給料は財源が税金なので均衡価格が大きく変化する事はないですが、実際、圧倒的に供給量が足りていないので、本来の価値(価格)はビットコインの如く爆上げ状態です。
なので今後、順番的には、先ず現場の介護士の待遇が良くなっていくだろうなと予測できます。
介護報酬は国がコントロールするので、大きく稼ぐ事は絶対無理なんですが、他産業の平均には並ぶんじゃないでしょうか。月給=今+80,000円くらいですね。僕の勝手な推測です。
今+40,000円で、他産業の平均が−40,000円になるとかも全然あり得るのでなんとも言えない所ではありますが。
しかし最近は、あの財務省ですら、『介護士の賃金は低い』と発言しているので、少しは期待できそうな気がしてます。(ソース↓)
財務省、介護職の賃金は「低い」 介護報酬の分配の見直しを提言 処遇改善加算の再考も | articles | 介護のニュースサイトJoint
まとめ
賃上げに雇用形態や資格の有無は関係しないでしょう、現場兼務でないケアマネや相談員が賃上げ対象ではない事はありえます、事業所に中抜きされたら厚労省に電話しましょう、今後逆転現象あり得ます。といった内容でした。
完全に僕個人の予想なので、完全に信用はしないで欲しいんですが、これまでの流れを見ると、こんな感じになりそうです。
という事で、3ヶ月置きに10,000円の賃上げよろしくお願いします。6年後には、介護士全員年収1000万超え天城越え。
おやすみ財務省。
ちょっと待った!
さっき速報が入ったので急遽追追記。
介護士の賃上げのための財源確保に、介護保険の被保険者を30歳に以上に引き下げてはどうかとの案が出ているそうです。ソース↓
介護職の賃上げ、財源は被保険者年齢の30歳への引き下げで 介事連 処遇改善加算の再考も | articles | 介護のニュースサイトJoint
アホですか!
5000円〜10000円賃上げされるって言ってるのに、介護保険料で毎月5000円引かれたら意味ないじゃないですか。
パンにバター塗って焼いて、その後バターを綺麗に拭きとってパンを食べるみたいな感じですよ。
本当に意味のわからない情報が入ってき始めたので、色んな意味で今後に注目です。
おやすみ!
【退職・転職(就職)を考えている方にオススメ記事↓】
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