こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
介護士の皆さん、仕事中、利用者さんに対してイライラしてしまう事ってありますよね。暴言を吐かれたり泥棒扱いされたりする事もあると思うんですが、いくらプロとはいえ、そんな時はどうしてもイライラしてしまう事と思います。人間だもの。
今日はそんな、イライラしてしまった時の対処法について書いていくんですが、安心して下さい。(急に何)
このブログは、イライラしてしまう事が人間として未熟なのです。根気強く誠実な対応を心がける事で、いつしか心と心は通じ合うのです。といったような、綺麗事スピリッツを披露するブログではありません。
10年以上介護現場で働いている僕自身がよくやっていた、現実的なアンガーマネジメント術を3つ伝授いたします。
では行こう。
①顔を見ない
利用者さんにイライラしまった時は、利用者さんの顔を見ないようにしましょう。
不快な思いをしている時に、不快な思いをさせられた相手の顔を見ると、もっと不快になるのは当たり前の現象ですよね。
なので話す時は、相手の顔から目を逸らす事が重要で、どうしても向き合わなくてはいけない状況の時は、オデコあたりを見て、表情を見ないようにしましょう。これだけで怒り指数はかなり抑えられます。
②認知症の周辺症状を再確認する
認知症の周辺症状には、暴言や物取られ妄想、激しい介護拒否等がありますが、これらの症状に対して、全く感情が揺さぶられない人は居ないと思います。
どうしてもイライラしてしまう事もあると思うんですが、この時に、『これは認知症の周辺症状だ』と、心の中で唱え、再確認してみて下さい。
限度はありますが、ある程度の事に対しては、『認知症の周辺症状だから仕方ないか…』という思考回路に行きつきます。
『仕方ない』
この思考回路に持っていくためには、利用者さんの状況の再確認が必要なんです。お試しあれ。
③機械的な対応を意識する
世の中には色んな人がいます。わざと相手を不快にさせてやろうと思って、不快にさせてくる人もいます。
そんな人には、機械的な対応を意識して下さい。
「それが出来たら苦労しないよ!」
と思った人も多いと思いますが、機械化にはコツがあるんです。
コツとは、言葉使いを変える事です。
例えば、普通に喋ると、「そうだったんですか。勘違いしてました。すみませんでした。」という所を、「そうだったのですか。勘違いしておりました。誠に申し訳ございませんでした」といった具合に、定型文っぽくしてみます。目を点にすると尚良いです。
そうすると、自分の中から出てきた言葉で喋っている感覚ではなく、予め用意されていた定型文を並べて喋っている感が出て、感情的になりにくくなれます。
僕はこの状態を、心ここにあらずモードと呼んでいて、仕事中そのモードに切り替える事がたまにありました。
ちなみに、今では心を完全に無にする事ができるようになっています。(ミスターポポ)
イライラしたら自己コントロール
介護士が仕事中に腹を立てないように心がける事は大事な事ですが、突発的な出来事に対して一切腹を立てないのは難しいと思います。僕たちは神でもなければ機械でもなく、人間ですからね。
でも腹が立ったからといって、利用者さんとケンカする訳にはいきません。度を超えた暴力を受けた場合なんかは別ですが、プロとして、対応力や自己コントロール力で場を収めようとする必要があります。
イライラする事自体がダメな事と表現されているのをよく見ますが、コレは明確に間違いです。なぜなら、そう言っている人をイライラさせる事も簡単だからです。(説得力!)
イライラした時は、今日紹介した3つのテクニックや、自分なりのアンガーマネジメント術を編み出して、自己コントロールをしていきましょう。
以上です。
おやすみアンガールズ。